車のジャンプスタート(バッテリー救援)のやり方:ステップバイステップ

車のジャンプスタートは、ケーブルをつなぐ順序さえ分かってしまえば簡単です。そして、その順序こそが安全面で最も重要なポイントです。

  1. 救援車を近くに停め、両方のエンジンを切る

    ブースターケーブルが届く距離まで2台の車を近づけて停めますが、車体同士は接触させないようにします。両車ともパーキング(マニュアル車ならニュートラル)に入れてパーキングブレーキをかけ、何かを接続する前に両方のエンジンを切ります。

  2. 赤いクランプをバッテリー上がりの車のプラス端子につなぐ

    赤(プラス)のクランプの片方を、バッテリーが上がった車のバッテリーのプラス端子につなぎます。「+」の記号があり、通常2つの端子のうち大きいほうです。

  3. もう片方の赤いクランプを救援車のプラス端子につなぐ

    同じ赤いケーブルのもう一方の端を、正常に動く救援車のバッテリーのプラス端子につなぎます。

  4. 黒いクランプを救援車のマイナス端子につなぐ

    黒(マイナス)のクランプの片方を、正常に動く救援車のバッテリーのマイナス端子につなぎます。

  5. 最後の黒いクランプは、バッテリー上がりの車の塗装されていない金属部分につなぐ ― バッテリー自体ではない

    最後の黒いクランプは、バッテリーが上がった車のバッテリーのマイナス端子ではなく、エンジンブロックの塗装されていない金属面につなぎます。こうすることで、この最後の接続時に発生し得る小さな火花をバッテリーから遠ざけ、バッテリー内のガスに引火するリスクを減らせます。

  6. 救援車を先にかけ、次にバッテリー上がりの車をかけ、ケーブルは逆の順番で外す

    救援車のエンジンをかけて数分間アイドリングさせてから、バッテリーが上がった車のエンジンをかけてみます。エンジンがかかったら、つないだときとまったく逆の順番でケーブルを外します。

最後の接続ポイントが重要な理由

車のバッテリーはごく少量の水素ガスを放出することがあり、バッテリー端子のすぐそばで火花が発生すること(可能性は低いとはいえ)を避けるために「バッテリー自体ではなく、塗装されていない金属部分につなぐ」という手順が設けられています。これは、このプロセスの中で最も慎重に行う価値がある手順です。

ジャンプスタートは一時的な応急処置であることが多い

エンジンがかかったからといって、バッテリーが完全に充電されたわけではありません。その後しばらく走行することで充電を回復させる助けになります。もし間もなくまたバッテリーが上がってしまう場合、それは通常、バッテリーの劣化や充電系統の不具合といったより深い問題を示しており、整備士に点検してもらう価値があります。

よくある質問

ケーブルは実際どの順番でつなげばよいのですか?

まずバッテリーが上がった車のプラス端子、次に救援車のプラス端子、続いて救援車のマイナス端子、最後にバッテリーが上がった車の塗装されていない金属部分(バッテリー自体ではない)の順です。車が始動したら、外すときはこの逆の順番で行います。

ハイブリッド車や電気自動車を使って他の車をジャンプスタートさせることはできますか?

多くのハイブリッド車・電気自動車のメーカーは、電気系統が従来の車とは異なる構造になっているため、自社の車を他車のジャンプスタートの電源として使わないよう推奨しています。安全だと決めつける前に、取扱説明書を確認してください。

ジャンプスタートしてもまだ車がかからない場合はどうすればいいですか?

それは単なるバッテリー切れ以上の問題、たとえばオルタネーターの故障や、充電を保持できないほど劣化したバッテリーなどを示している可能性があります。妥当な回数試してもジャンプスタートがうまくいかない場合は、同じ手順を繰り返すよりも、整備士やロードサービスに連絡するのが一般的におすすめです。