ホランド職業興味類型(RIASEC) 6タイプ完全ガイド

ホランドコード(RIASEC)は、キャリアカウンセリングで最も広く使われているモデルの一つです。6つの興味タイプそれぞれの特徴を見てみましょう。

R(現実的タイプ/Realistic)

実践的で手を動かすことを好み、抽象的な理論よりも道具や機械、屋外での作業を好むタイプ。代表的な職業:エンジニア、整備士、電気工事士、農業従事者、パイロット。

I(研究的タイプ/Investigative)

分析的で好奇心が強く、研究や複雑な問題を解くことに惹かれるタイプ。代表的な職業:研究者、医師、データアナリスト、ソフトウェア開発者。

A(芸術的タイプ/Artistic)

創造的で表現力があり、独創性や自由な環境を重んじるタイプ。代表的な職業:デザイナー、音楽家、ライター、建築家。

S(社会的タイプ/Social)

人を助け、教え、関わることに惹かれるタイプ。代表的な職業:教師、カウンセラー、看護師、ソーシャルワーカー、人事担当者。

E(企業的タイプ/Enterprising)

説得力があり野心的で、リーダーシップやビジネス目標に意欲を燃やすタイプ。代表的な職業:営業職、起業家、マネージャー、弁護士、マーケター。

C(慣習的タイプ/Conventional)

几帳面で細部への注意力が高く、明確な構造や確立された手順を好むタイプ。代表的な職業:経理担当者、事務職、監査人、銀行窓口係。

なぜ「タイプ」ではなく「コード」と呼ぶのか

単一のカテゴリーに分類する仕組みとは異なり、ホランドのモデルは上位3つの興味領域を並べた「SAE」のような3文字のコードで一人を表します。これは、ほとんどの人が単一の純粋なタイプではなく複数の興味の組み合わせであることを前提とした仕組みです。

六角形モデルと、相性の良いタイプの組み合わせ

心理学者ジョン・ホランドによって1950〜70年代に開発されたこのモデルでは、6つのタイプが六角形状に配置され、隣り合うタイプ(現実的タイプと研究的タイプなど)は共通する特性が多くコードの中で組み合わさりやすい一方、対角線上にある離れたタイプ(現実的タイプと社会的タイプなど)は組み合わさることが比較的少ない傾向があります。

よくある質問

ホランドコードはMBTIのような性格診断と同じものですか?

いいえ。RIASECは一般的な性格特性ではなく、どのような仕事環境や活動に惹かれるかという職業興味を測るもので、そのためキャリアカウンセリングの現場で特に多く使われています。

キャリアカウンセラーは実際にホランドコードをどう使いますか?

通常、その人のスキルや価値観、労働市場の情報と組み合わせて活用され、単独で答えを出すものではありません。3文字のコードは、さらに検討する価値のある職業の候補を絞り込むためのものであり、特定の職業を一つに決めつけるものではありません。