概念の成り立ち
HSPは1990年代半ばに心理学者エレイン・アーロンが提唱した「感覚処理感受性(Sensory Processing Sensitivity)」という気質の呼び名です。人口の15〜20%程度に見られるとされる通常の気質の一種であり、多くの動物種でも同様の個体差が観察されています。病気や障害ではありません。
HSPは内向性や不安障害と同じではない
HSPのおよそ3割は外向的なタイプであるとも言われ、感受性の高さは社交的かどうかとは別の軸です。また、診断可能な精神疾患である不安障害とは異なり、HSPは誰もがどこかに位置する気質のスペクトラムとして扱われます。
よくある質問
HSPは医学的な診断名ですか?
いいえ。DSM-5のような診断基準に載っている病名ではなく、気質を説明する枠組みです。エレイン・アーロンが考案したセルフチェックも、あくまで自己理解のための簡易的なツールとされています。
敏感さは時間とともに変わりますか?
多くの研究者は、高い感受性は比較的安定した生まれ持った気質だと説明していますが、その気質とどう付き合うか(セルフケアの方法や環境の整え方)は、経験を通じて大きく変化しうるとされています。