コテ・ストレートアイロンによる髪ダメージを減らす方法

同じ温度でも、ドライヤーとコテ・ストレートアイロンではダメージの受け方が違います。

  1. ドライヤーとは違うダメージの仕組み

    ドライヤーは温風で間接的に熱を伝えるのに対し、コテやストレートアイロンは熱いプレートが髪に直接触れます。同じ温度設定でも、直接触れる分、キューティクルへの熱ダメージがはるかに集中しやすくなります。

  2. 先に洗い流さないトリートメントでコーティング

    アイロンを使う前にヒートプロテクト効果のあるスプレーやオイルで髪表面をコーティングしておくと、プレートと髪の間に薄い保護膜ができ、直接的な熱ダメージを軽減できます。

  3. 濡れた髪に使ってはいけない理由

    水分が残った髪にアイロンを当てると、髪の内部に残っていた水分が一気に水蒸気となって膨張し、内部に気泡ができる「バブルヘア」と呼ばれるダメージが起こることがあります。この損傷は見た目にはわかりにくく、ある日突然髪が切れるという形で現れることが多いため、必ず完全に乾いた状態でスタイリングしましょう。

  4. 髪の状態に合わせた適正温度

    細くて傷みやすい髪やブリーチ毛は比較的低温でもスタイリングできるため低めの設定から始め、太くて健康的な髪はやや高めの温度が必要になることがあります。いずれの場合も、最低温度から始めて必要な分だけ上げていくのがダメージを抑えるコツです。

  5. 当てる回数と時間を減らす

    同じ箇所に何度も熱を当てるより、適温で一度スムーズに通すほうがダメージを抑えられます。スタイリングがうまく決まらないときは、同じ部分を繰り返し熱するのではなく、温度や当て方自体を見直すほうが髪にとって得策です。

  6. プレートの素材とお手入れ

    セラミックやチタンコーティングのプレートは熱が均一に伝わりやすく、特定の部分に熱が集中するのを防ぎます。また、プレート表面に定期的に付着物がこびりつかないよう掃除することも、均一な熱伝導を保つために大切です。

アイロンによる熱ダメージは積み重なっていく

一度のアイロン使用で目に見えるダメージが出ることはあまりありません。ダメージは、特に高温で同じ箇所を何度も通すといった使い方が繰り返されることで少しずつ蓄積していきます。だからこそ大切なのはアイロンを完全に使わないことではなく、毎日の集中的な熱ダメージを積み重ねすぎないよう管理することです。

「髪は健康」でも保護スプレーは省略しない

一度使っただけでは目立った変化がなくても、洗い流さないトリートメントを省略した状態でのスタイリングを続けると、その差はスタイリングのたびに少しずつ蓄積していきます。保護アイテムは熱いプレートと髪自身の水分・タンパク質構造の間に入る、まさに盾のような存在です。今は調子が良い髪でも、無防備な状態で熱を当てるたびにその余力は削られていくため、省略していい工程だとは考えないほうがよいでしょう。

よくある質問

毎日コテやアイロンを使っても大丈夫ですか?

洗い流さないトリートメントをきちんと使い、適正な温度を守っていればある程度は問題ありませんが、毎日の使用はどれだけ丁寧にケアしても髪に蓄積ダメージを与えます。できるだけ使用頻度を減らし、自然乾燥や低温スタイリングで髪を休ませる日を作ることをおすすめします。

温度は高いほどスタイルが決まりやすいですか?

必ずしもそうとは限りません。温度が高すぎるとかえって髪のダメージが大きくなり、スタイルも早く崩れてしまうことがあります。髪の太さや状態に合った最低限の温度から始めて、必要な分だけ上げていくほうが、ダメージも少なくスタイルも長持ちしやすい傾向があります。