旅行者が知っておきたい基本のギリシャ語あいさつ表現

ギリシャ語は独自の文字体系(ギリシャ文字)を使うため、以下の各フレーズは原文の文字とあわせて、そのまま読めるカタカナ発音を紹介する。

Γεια σου ― こんにちは(親しい間柄・単数)

発音は「ヤー・ス」。友人や同年代の相手への日常的なあいさつで、丁寧・複数形は「Γεια σας(ヤー・サス)」となり、見知らぬ人や目上の人、複数の相手には後者を使う。

Ευχαριστώ ― ありがとう

発音は「エフハリストー」。形を変えずにくだけた場面でも改まった場面でも使える。

Παρακαλώ ― お願いします / どういたしまして

発音は「パラカロー」。ロシア語の「пожалуйста」と同様、この1語で「お願いします」と「どういたしまして」の両方をまかなう。

Καλημέρα ― おはようございます

発音は「カリメーラ」。午前遅めまで使われ、それ以降は「Καλησπέρα(カリスペーラ、「こんにちは/こんばんは」)」に切り替わる。

Ναι ― はい

発音は「ネ」。英語の"no"に音が近く聞こえるため、学習者が最も混乱しやすいポイントのひとつとしてよく挙げられる。

Όχι ― いいえ

発音は「オヒ」。ギリシャでは頭や眉をわずかに上に傾ける仕草をともなうこともある、地域特有の「いいえ」のジェスチャーとしても知られる。

Συγγνώμη ― すみません / ごめんなさい

発音は「シグノーミ」。謝罪だけでなく、ウェイターを呼ぶときなど丁寧に相手の注意を引く場合にも使う。

Χάρηκα ― はじめまして

発音は「ハリカ」。初めて紹介された相手に対して使い、直訳すると「うれしいです」に近いニュアンス。

「はい」が「いいえ」に聞こえる罠に注意

ギリシャ語の「ναι」(はい)は、英語の"no"に音が近く聞こえるため、英語話者を実際に混乱させることがある。旅行の最初の数日は「ネ」を否定の返事だと反射的に受け取ってしまう癖を、意識して修正する必要があるかもしれない。

フォーマルさは代名詞だけでなくあいさつ自体を変える

ギリシャ語はフランス語のtu/vousに似た形で、単数・くだけた言い方と複数・丁寧な言い方を使い分け、これがあいさつにも直接反映される。見知らぬ人や店員、明らかに年上の相手には「Γεια σας」を使う方が無難。

よくある質問

現代ギリシャ語は古代ギリシャ語と大きく違うのか

そのとおり。数千年にわたる自然な言語変化を経て大きく変化しているが、同じ文字が途切れることなく使われ続けており、日常的な基本語彙の多くは今でも古代の形と関連づけられる。

ギリシャ以外の国でもこれらのフレーズは通じるのか

通じる。ギリシャ語はキプロスの公用語でもあり、これらの基本フレーズは両方の国で同じように使える。