ゴーストップ(花札)完全ルールガイド

光・カス札・短冊・カスの役割と、この韓国の定番カードゲームの点数計算方法をまとめて解説します。

札の構成(全48枚、12か月×4枚)

花札は1月から12月まで各月を象徴する絵柄が描かれた札4枚ずつ、合計48枚で構成されます。各月の4枚は役割によって光(こう)、カス札(役札)、短冊(たん)、カスに分けられ、どの月にどの組み合わせが含まれるかは少しずつ異なります。例えば1月・3月・8月・11月・12月にはそれぞれ光が1枚ずつ含まれており、残りの月はカス札や短冊、カスのみで構成されている場合もあります。ゴーストップはこの48枚を使い、場に出ている札と手札を合わせて(マッチさせて)取っていく方式で進行します。

光 - 最も高い価値を持つ札

1月(松に鶴)、3月(桜)、8月(空山名月)、11月(桐)、12月(雨光)の5枚が光の札で、勝敗に最も大きな影響を与えます。光を3枚集めると「3光」、4枚集めると「4光」、5枚すべて集めると「五光」と呼び、それぞれ決められた基本得点を得ます。ただし雨の条件(雨光を含む3光など)によって得点が変わる細かいルールを設けているグループも多く、一緒に遊ぶ人とあらかじめルールを合わせておくのがよいでしょう。

カス札(役札) - 動物や物が描かれた札

各月ごとに動物や物が描かれたカス札があり、5枚以上集めると超過分から得点として認められます。カス札の中でも鳥の絵が描かれた札3枚を集めると「ゴドリ」という別の役が成立し、追加得点を得られます。カス札自体は1枚あたりの基本点はありませんが、5枚を超えて集めるとその超過分(6枚目から)が1点ずつ得点として計算されるのが一般的です。

短冊(たん) - 色のついたリボン札

紅短(赤いリボン)、青短(青いリボン)、草短(文字が書かれたリボン)の3色に分かれ、同じ色を3枚集めると役になります。紅短・青短・草短のうちいずれか1種類を3枚すべて集めると、それぞれ別の役として認められ得点を得ます。カス札と同様、同じ色の短冊を5枚を超えて集めると、超過分が追加得点として計算されることが多いです。

カス - 得点の基本単位

カスは光・カス札・短冊に属さない残りの札で、10枚集めて初めて1点になる最も基本的な得点手段です。双カス(カス2枚分の価値がある特殊な札)が含まれる場合、カスの枚数を数える際は2枚として計算します。ゲームが終わるときにカスを何枚集めたかが最終得点に大きく影響するため、光や役を狙えない状況ではカスをできるだけ多く確保する戦略もよく使われます。

基本的な進行方式(通常2~3人)

場に札を並べておき、手札と同じ月の札を探してマッチさせて取っていく方式でゲームが進行します。自分の番には手札から1枚を出し、場に同じ月の札があればペアにして取ります。ペアがなければ、出した札はそのまま場に残します。その後、山札から1枚をめくって同じ方式でマッチさせる過程を繰り返し、この過程で獲得した札で光・カス札・短冊・カスの組み合わせ(役)を作って得点します。

「ゴー(Go)」と「ストップ(Stop)」の意味

一定の得点を先に出した人は、ゲームを続けるか(「ゴー」)、ここで終わるか(「ストップ」)を選ぶことができます。「ゴー」と宣言して続ければより大きな得点を狙えますが、相手が先に得点を出せばかえって損をするリスクがあります。「ゴー」を宣言した回数が増えるほど(ツーゴー、スリーゴーなど)、最終的に勝利したときの得点倍率が大きくなるのが一般的で、この緊張感がゴーストップの醍醐味の一つとされています。

揺すり・タダク・爆弾などの特殊状況

同じ月の札を3枚手に持っているときに「揺すり」を宣言したり、一度に複数枚を取る特殊な状況が得点に影響を与えたりします。揺すりは同じ月の札3枚をあらかじめ見せておき、その後出てくる同じ月の札を有利に処理するルールで、爆弾は場に同じ月の札が2枚出ているときに、手元の残り2枚で一度に4枚すべてを取ることを指します。こうした特殊ルールは得点を倍増させる効果があり、上級者の間でも重要視されますが、適用するかどうかや具体的な倍率はグループによって異なる場合があります。

ピバク・グァンバク・モントングリのような罰則用語

得点を出せなかった人が特定の条件を満たすと、最終得点を倍で支払う罰則が適用されることが多いです。例えば、カスを一定枚数以下しか集められないままゲームが終わると「ピバク」、光を一枚も集められないまま相手が光で得点を出すと「グァンバク」を課されるといった具合です。こうした罰則用語と倍率は地域やグループによって差が大きいため、初めて一緒にプレーする場では、始める前にどのルールを適用するか簡単に合意しておくとトラブルを減らせます。

グループごとにルールが少し異なることがあります

ゴーストップは地域やグループによって細かいルール(ピバク・グァンバクの基準、揺すり・爆弾の適用可否、スリーゴー以降の倍率など)がかなり異なって適用されます。このページは最も広く知られている標準的なルールを基準にまとめているため、実際にゲームを始める前に、一緒に遊ぶ人とどのルールを適用するかあらかじめ合わせておくことをおすすめします。

ほかの伝統ボードゲームも気になる方へ

韓国のもう一つの伝統遊びであるチャンギ(将棋)のルールが気になる方は、チャンギの遊び方ガイドもあわせて参考にしてください。

よくある質問

ゴーストップと花札は同じものですか?

花札は48枚からなるカード札そのものを指し、ゴーストップはその花札を使って遊ぶ代表的なゲーム方式の一つです。花札ではゴーストップのほかにも、民花札、六百、ソッタなど、別の方式のゲームも楽しめます。

初心者がまず覚えるべき概念は何ですか?

光・カス札・短冊・カスという4種類の札の違いと、自分の番にマッチさせて札を取る基本的な進行方式さえ理解すれば、ゲームを始めることができます。得点計算や揺すり・爆弾といった特殊ルールは、実際に何回かプレーするうちに自然と身につくことが多いです。