ふりがな(振り仮名)の基本ガイド

漢字が読めない子どもや日本語を学ぶ人にとって助けになる「ふりがな」について、基本的な役割と表示方法を整理しました。

ふりがなは漢字の読み方を示す小さな文字

漢字の上や横に添えられる小さなひらがな(場合によってはカタカナ)で、その漢字の読み方を示すためのものです。読めない漢字があっても文章の意味を理解しやすくなります。

印刷・組版の世界では「ルビ」とも呼ばれる

「ルビ」は活字の大きさを示す単位の名前に由来する呼び方で、日本語の印刷・出版業界では「ふりがな」とほぼ同じ意味で使われています。ウェブページの技術仕様でも、ふりがな用のタグは「ルビ」を意味する英単語から名付けられています。

主な対象は子どもや日本語学習者

小学校で習う漢字の学年配当が決まっているため、対象学年より前に出てくる漢字や、常用漢字表にない漢字にふりがなをつけることで、子どもや日本語を学んでいる人でも読み進めやすくなります。

縦書きは右側、横書きは上側につけるのが一般的

縦書きの文章では漢字の右側に、横書きの文章では漢字の上側にふりがなを添えるのが一般的な配置です。

ウェブページでは専用のタグで表示できる

HTMLにはふりがな表示専用のタグが用意されており、対応したブラウザではふりがな付きの文章を正しいレイアウトで表示できます。

文書作成ソフトでの付け方

多くの文書作成ソフトやワープロアプリには、対象の文字を選択してメニューから「ふりがな」機能を呼び出すだけで自動的にふりがなを追加できる機能が搭載されています。

なぜ日本語の文章にふりがなが必要なのか

日本語の漢字には複数の読み方があり、同じ漢字でも文脈によって読み方が変わることが少なくありません。また学年によって習う漢字が決まっているため、対象読者がまだ習っていない漢字が出てくる文章では、ふりがなを添えることで内容を正しく伝えやすくなります。

「ふりがな」と「ルビ」の呼び方の違い

「ルビ」という呼び方は、かつて活字印刷で使われていた小さな活字のサイズを指す英語の呼び名に由来するとされています。現在では出版・印刷業界を中心に「ふりがな」とほぼ同じ意味の言葉として定着しています。

よくある質問

すべての漢字にふりがなをつける必要がありますか?

対象読者や媒体によって基準は異なります。子ども向けの本では多くの漢字にふりがなをつける一方、一般向けの書籍では常用漢字表にない読みにくい漢字や固有名詞だけに絞ってふりがなをつけることが多くあります。

ふりがなとカタカナ表記は同じ役割ですか?

いいえ、役割が異なります。ふりがなは漢字の「読み方」を示すためのもので、カタカナ表記は主に外来語や擬音語などを書き表すための文字の種類です。まれに漢字の読みとして特殊な読ませ方をするためにカタカナのふりがなが使われることもあります。