複利計算の仕組み 基本ガイド

「複利の効果は大きい」とよく言われますが、単利との違いや計算の仕組みを整理しておくとイメージがつかみやすくなります。

単利の仕組み

単利は、最初に預けた元本にのみ利息がつく計算方法です。毎年の利息額は変わらず、元本×利率×期間で計算されます。

複利の仕組み

複利は、発生した利息を元本に組み入れ、その合計額に対して次の利息が計算される方法です。期間が長くなるほど、利息が利息を生む効果が積み重なっていきます。

複利計算の基本式

将来の金額は「元本×(1+利率)の期間乗」で求められます。例えば元本100万円を年利5%で10年間複利運用すると、単純計算で約163万円になります。

利息が組み入れられる頻度

複利は年1回だけでなく、半年ごと、毎月ごとなど組み入れの頻度が高いほど、同じ表面上の年利率でも最終的な受取額はわずかに大きくなります。

72の法則

資産がおおよそ2倍になる期間を「72÷年利率(%)」で概算する簡易的な目安です。例えば年利6%なら72÷6=12年程度が目安になります。

運用期間の長さが結果を大きく左右する

複利の効果は運用期間が長いほど大きくなる性質があるため、同じ利率でも早く始めるほど最終的な金額の差が大きくなりやすいとされています。

なぜ「複利は雪だるま式」と言われるのか

利息が元本に組み込まれて次の利息の計算対象になるため、時間が経つほど利息の増え方が加速していきます。この様子が転がるほど大きくなる雪だるまに例えられています。

72の法則はあくまで簡易的な目安

72の法則は暗算しやすいように簡略化された近似式であり、利率が非常に高い場合や低い場合には誤差が大きくなることがあります。正確な金額を知りたい場合は、複利計算式を使って個別に計算する必要があります。

よくある質問

借金にも複利は関係しますか?

はい。ローンやリボ払いなどの借入れにも複利の考え方が使われることがあり、その場合は残高に対して利息が利息を生むため、返済が長引くほど負担が大きくなりやすい点に注意が必要です。

複利効果を得るために必要な条件はありますか?

利息や運用益が引き出されずに元本へ再投資され続けることが前提になります。運用益をその都度使ってしまうと複利の効果は得られません。