名前の似方がこれほど混乱を招く理由
FTP、FTPS、SFTPはいずれも名前に「FTP」を含み、システム間でファイルを転送するという大まかな目的は共通していますが、それぞれ異なる下層プロトコルと異なるセキュリティモデルの上に成り立っています。これらを同じプロトコルの単なるバリエーションだと思い込むのは、ネットワークの基礎でよくある勘違いの一つです。
「安全」が実際に守ってくれるもの
SFTPとFTPSはどちらも通信経路上のデータを暗号化し、ネットワークを移動している最中にログイン情報やファイルの内容が第三者に傍受されるのを防ぎます。どちらのプロトコルも、ファイルが宛先に届いた後にどう扱われるかまでは単体では制御できず、それはサーバー自体のアクセス制御やセキュリティ運用に委ねられます。
よくある質問
FTPは今でも使われていますか?
機密データを扱う用途では以前ほど一般的ではなくなっていますが、特定のレガシーシステム、内部の信頼されたネットワーク、暗号化よりも古いソフトウェアとの互換性が重視されるケースでは今も見られます。
SFTPとFTPSは同じポートを使いますか?
いいえ。SFTPは通常SSHと共有するポート22番を使い、FTPSは通常制御用にポート21番、加えて標準的なFTPと同様にデータ用の追加ポートを使います。