フランス刺繍の基礎ステッチ入門ガイド

いくつかの基本ステッチさえ覚えれば、花や葉、文字までさまざまな図案を刺せるようになります。よく使われる基礎ステッチをまとめました。

ストレートステッチ

布に針を刺し、好きな長さだけ離れた場所から抜くだけの最もシンプルなステッチです。特別な技術がいらないため、フランス刺繍を始めて最初に練習する技法です。

バックステッチ

一目縫った後、その先から針を出し、縫い目の終点に向かって戻るように縫い進めることで、途切れず滑らかにつながる線を作れます。文字や輪郭線を表現するときによく使われます。

サテンステッチ

ストレートステッチを隙間なく並べて面をびっしり埋める技法で、花びらや葉のように色がぎっしり詰まった面を表現するときに主に使われます。

フレンチノット

針に糸を2〜3回巻きつけてから布に刺し直し、小さな結び目のような点を作る技法です。花の中心部や細かな質感を表現するときによく活用されます。

チェーンステッチ

輪状の縫い目を鎖のように連続してつなげていく技法で、線が太めに表現されるため、茎や曲線の輪郭を描くときに好まれます。

基本の道具

刺繍枠、刺繍糸(通常6本どりの糸)、刺繍針、刺繍用の布、糸を切るはさみさえあれば、たいていの基礎ステッチの練習を始めることができます。

どのステッチから練習すればいい?

フランス刺繍を初めて習うなら、手の動きがシンプルなストレートステッチとバックステッチから練習するのがおすすめです。この2つに慣れたら、面を埋めるサテンステッチや立体感を出すフレンチノットへと範囲を広げていくと、一つの図案を仕上げるための基礎を自然に身につけられます。

刺繍枠と糸の張り具合の管理

刺繍枠に布をぴんと張った状態で作業することで、ステッチの形が均一に仕上がります。また、糸を強く引きすぎると布がつれてしまい、逆に緩すぎるとステッチの形が崩れてしまうため、一定の力で糸を引く感覚を練習で身につけることが大切です。

よくある質問

刺繍糸は何本どりを使えばいいですか?

市販の刺繍糸は通常6本がひとまとめになっており、求める太さに合わせて2〜3本だけ引き抜いて針に通すことが多いです。細い線には2本、太めの面を埋めるには3〜4本というように調整します。

図案を描かずにいきなり刺してもいいですか?

初心者であれば、水で消えるペンやチャコペンで布に図案を描いてから、その線に沿って刺すことをおすすめします。慣れてくれば、次第に図案なしで自由にステッチを配置することもできるようになります。