「同じ食品」でもカロリーが変わる理由
公表されているカロリーの数値は、あくまで特定の品種・熟度・部位の平均値にすぎないため、実際の値には幅があります。大きいりんごと小さいりんご、脂の多い部位と少ない部位の同じ肉でも、30%以上の差が出ることは珍しくありません。素材そのものと同じくらい調理法も重要で、同じじゃがいもでも、ゆでれば約77kcalですが、油で揚げてポテトチップスにすると300kcalを大きく超えます。わずかな重量の増加に対して、油による脂質カロリーが大きく加わるためです。
「1食分あたり」より「100gあたり」が便利な理由
1食分の量はメーカーや国、食品表示によってばらつきが大きく、そのまま比べると誤解を招きやすくなります。「100gあたり」「100mlあたり」という統一された単位で比べれば、食品同士を公平な条件で比較でき、そのうえで自分が実際に食べる量に合わせて計算し直すことができます。メーカーが決めた1食分の基準に頼らずに済むのが利点です。
よくある質問
生の状態と調理後でカロリーは同じですか?
いいえ、これは多くの人が誤解しやすいポイントです。肉のように水分が抜けて凝縮されカロリーが上がる場合もあれば、穀物や豆類を水でゆでる場合のように、水分を吸って重量が増える分、100gあたりのカロリーはむしろ下がる場合もあります。
カロリーが低い食品ほど「体にいい」と言えますか?
必ずしもそうとは限りません。カロリーの数値だけでは、たんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルの含有量は分かりません。低カロリーでも栄養的には乏しい食品もあれば、アボカドや鮭のように、カロリーはやや高めでもカロリーあたりの栄養価が非常に高い食品もあります。