フィッツパトリック皮膚タイプ(紫外線感受性)6段階まとめ

あなたの肌は日光にどのくらい焼けやすく、どのくらいすぐ赤くなるでしょうか。皮膚科で実際に使われている分類方法を紹介します。この分類は肌の色や人種そのものを分けるものではなく、あくまで紫外線への反応(日焼け・色素沈着の程度)に基づく臨床上の目安です。セルフチェックは参考程度にとどめ、正確な紫外線対策や施術については皮膚科専門医に相談することをおすすめします。

タイプI(非常に色白)

非常に色白な肌で、赤みがかった髪や明るいブロンドヘア、そばかすが多く、青や緑の瞳を持つことが多いタイプです。日光に当たると必ずと言っていいほど赤く炎症を起こし、日焼けはほとんどしません。

タイプII(色白)

色白な肌で、ブロンドや明るい茶色の髪、青・緑・グレーの瞳を持つことが多いタイプです。日光に当たると赤くなりやすく、日焼けしてもごくわずかにとどまります。

タイプIII(標準的な肌色)

標準的な明るさの肌色で、髪や瞳の色は幅広いバリエーションを持ちうる、最も範囲の広いタイプです。時々軽く赤くなることもありますが、徐々に均一に日焼けしていく傾向があります。

タイプIV(オリーブ・淡い褐色)

オリーブ色や淡い褐色の肌で、濃い髪と濃い瞳を持つことが多いタイプです。赤くなることはまれで、日焼けしやすい傾向があります。

タイプV(褐色)

濃い褐色の肌を持つタイプです。赤くなることは非常にまれで、日焼けしやすく色も濃くつきます。

タイプVI(濃い褐色~黒に近い肌)

濃い褐色から黒に近い肌色を持つタイプです。ほとんど赤くならず、もともと色素沈着が濃い状態にあります。

フィッツパトリック分類が生まれた経緯

フィッツパトリック皮膚タイプは1975年、アメリカの皮膚科医トーマス・B・フィッツパトリック医師によって提唱された分類法で、もともとはPUVA療法(紫外線治療)を受ける患者に必要な紫外線量を決めるために作られました。その後、皮膚科診療、レーザーやエネルギー機器による施術、日常の日焼け止め選びまで、幅広い場面で使われる標準的な指標として定着しています。

実際にどんな場面で使われているか

皮膚科やクリニックでは、レーザーやピーリング施術の前に色素沈着や瘢痕のリスクを大まかに見積もる目安として使われることがあります。日常生活では、自分の肌が紫外線にどれくらい弱いかを把握し、日焼け止めの選び方や塗り直しの頻度を決める参考情報として使われることもあります。

よくある質問

肌の色が濃ければ日焼け止めは塗らなくてもいいですか?

いいえ。タイプVやVIのように赤くなりにくい肌でも、長期間紫外線を浴びれば色素沈着や光老化、皮膚がんのリスクにつながる可能性があります。赤くなりにくいというだけで、紫外線の影響を受けないという意味ではないため、日焼け止めの使用がすすめられます。

この分類はどのくらい正確なのですか?

フィッツパトリック分類はもともと自己申告のアンケートに基づく簡易的な分類法のため、実際の紫外線への反応と完全には一致しない場合があります。あくまで参考の目安として活用し、正確な判断が必要な場合は皮膚科専門医の診察を受けることをおすすめします。