魚のさばき方の基本

手順をタップして順番に確認してみましょう。

  1. うろこを取る

    魚を冷水でさっと洗ってから、尾から頭に向かって包丁の背やうろこ取りでこすり落とす。水を張ったシンクの中やビニール袋の中で作業すると、うろこが飛び散りにくくなる。

  2. ひれとえらを取り除く

    キッチンばさみで背びれと胸びれを切り落とし、生臭さと苦みの主な原因になるえらは根元からしっかり取り除く。

  3. 内臓を取り除く

    肛門からえらに向かって腹側を浅く切り開いて内臓を取り出し、腹の内側に残る黒い膜(血合い)まで流水でしっかり洗い流すと、生臭さと苦みが和らぐ。

  4. 三枚おろしの基本手順

    頭を落としたあと、中骨に沿って包丁を入れて片側の身を骨から外し、魚を裏返して反対側も同じ要領で外す。これで身が2枚と中骨1枚に分かれる。

  5. 生臭さを抑えるコツ

    さばき終えた身は濃度3%前後の薄い塩水でさっと洗うか、牛乳に短時間浸して臭みの成分を洗い流し、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ってから調理する。

  6. 道具と衛生管理

    魚専用のまな板と包丁を用意するか、使ったらすぐに洗うようにすると、他の食材への臭い移りや衛生面のトラブルを防げる。

手順を守ることが臭み対策の第一歩

内臓やえらを取り除くタイミングが遅れるほど、生臭さの成分が身の中まで広がりやすくなる。うろこ、ひれとえら、内臓という順番を守ってテンポよく作業することが、鮮度を保つための一番のコツになる。

よく切れる包丁が仕上がりを左右する

切れ味の悪い包丁は身を切るというより引きちぎってしまい、可食部が減るうえ、断面が荒れて水分も抜けやすくなる。包丁をある程度研いでおき、ゴシゴシ引くのではなく短いストロークで動かすことを意識すると、うろこ取りから三枚おろしまで格段に作業しやすくなる。

よくある質問

牛乳に浸すと本当に生臭さは減りますか?

はい、ある程度の効果があります。牛乳に含まれるたんぱく質が生臭さの成分の一部を吸着し、牛乳を捨てる際に一緒に流れ落ちる仕組みです。10〜20分ほど浸したあと水気を拭き取って調理すれば、違いを感じられるはずです。

三枚おろしが初めての場合、何に気をつければいいですか?

刃をできるだけ中骨に沿わせるように動かすと、身の無駄が少なくなります。一気に切ろうとせず、骨をなぞるように短く何度も刃を入れていくと、失敗を減らせます。