「ファイアウォールさえあれば安心」とは言えない理由
ファイアウォールはネットワークの境界を越える通信を許可するかどうかを制御しますが、許可された正常に見える通信の中で何が起きるかまでは把握できません。許可されたWeb通信の中でユーザーが悪意あるリンクをクリックしても、ファイアウォールのルールセットからは見えません。だからこそファイアウォールは、単体ではなくウイルス対策ソフト、継続的なアップデート、利用者自身の意識と組み合わせて使われるのが一般的です。
家庭用ルーターにはすでに基本的なファイアウォールが内蔵されている
多くの家庭用ルーターは初期設定でステートフルファイアウォールを内蔵しており、副次的な効果としてNATによって家庭内の各機器がインターネットから直接見えにくくなっており、所有者が何も設定しなくてもある程度の保護が働いています。
よくある質問
ルーターにすでにファイアウォールが搭載されている場合、別途用意する必要はありますか?
ほとんどの家庭利用者にとっては、ルーターの内蔵ファイアウォールとOSのソフトウェアファイアウォール(Windows Defenderファイアウォールなど)を組み合わせれば、妥当な基本レベルの保護になります。専用のハードウェアファイアウォールは、より複雑なネットワーク要件を持つ企業により関係が深いものです。
ファイアウォールを使うとインターネット接続が遅くなりますか?
現代的なハードウェア上で適切に設定されたファイアウォールが、一般的な家庭のインターネット速度に与える影響はごくわずかです。NGFWのディープパケットインスペクション機能は多少の処理負荷を追加しますが、これは一般家庭の通信量よりも企業規模の環境でより重要になります。