理論の内容
場依存-場独立理論は、アメリカの心理学者ハーマン・ウィトキンが1950〜70年代にかけて提唱した認知スタイル(Cognitive Style)理論です。彼は、人によって視覚情報を知覚する際に周囲の文脈(背景)にどれだけ依存するかが異なることに注目し、これを場依存型と場独立型を両端とする連続線上の概念として説明しました。
学習や職業選択との関連はあるか
場独立型は、個別の要素を分析的に扱う数学、科学、構造化された問題解決の課題で強みを発揮すると報告されることが多く、場依存型は社会的な文脈を把握し人と協力する課題で強みを発揮すると説明されます。ただしこれは絶対的な優劣ではなく、それぞれ異なる強みを持つ傾向として理解するのが正確です。
よくある質問
場独立型は場依存型より頭がいいのですか?
いいえ。知能とは異なる次元の概念で、情報を処理する「方式」の違いを説明する理論です。それぞれのスタイルによって有利な課題領域が異なるだけです。
一人の人が両方のタイプの特徴を併せ持つことはありますか?
はい。場依存-場独立は二分法的な類型というより連続線上の概念に近く、ほとんどの人は中間のどこかに位置し、状況によって両方の傾向を示すことがあります。