「フォールス・フレンド」辞典:似ているのに意味が全く違う単語たち

単語ペアをタップして、言語によってどれほど意味が違うか確認してみましょう。

英語 gift vs ドイツ語 Gift

英語のgiftは「贈り物」という意味ですが、綴りが同じドイツ語のGiftはまったく逆の「毒」という意味になります。語学学習の世界で最も有名なフォールス・フレンドの一つです。

英語 embarrassed vs スペイン語 embarazada

発音が似ているため「恥ずかしい」という意味だと思いがちですが、スペイン語のembarazadaは実は「妊娠している」という意味です。英語話者がスペイン語を学ぶ際、自己紹介で本来のavergonzadaの代わりにこの単語を使ってしまい、気まずい思いをすることがよくあります。

英語 actual vs フランス語 actuel

英語のactualは「実際の」という意味ですが、フランス語のactuelは「現在の、今の」というまったく違う意味です。

英語 sensible vs フランス語 sensible

綴りは同じでも意味が異なる単語です。英語のsensibleは「分別のある、賢明な」という意味ですが、フランス語のsensibleは「敏感な、感じやすい」という意味で、むしろ英語のsensitiveに近いニュアンスです。

英語 library vs スペイン語 librería

英語のlibraryは本を無料で借りられる「図書館」ですが、スペイン語のlibreríaは実は本を買う「書店」を指します。スペイン語で図書館はbibliotecaと言い、この違いは初学者がよく混同するポイントです。

スペイン語 burro vs イタリア語 burro

スペイン語でburroは「ロバ」を意味しますが、まったく同じ綴りのイタリア語burroは「バター」を意味します。海外のレシピを読むときに間違えると料理が大変なことになりかねません。

イタリア語 pasta vs 英語 paste

イタリア語のpastaは麺料理だけでなく、「生地」や「練り物」全般を指すより広い意味でも使われます。この意味は同じ語源を持つ英語のpaste(練り物、糊)にも受け継がれています。

英語 preservative vs フランス語 préservatif

英語のpreservativeは食品の「保存料」を指しますが、フランス語のpréservatifは「コンドーム」という意味です。翻訳ミスの実例として広く知られているペアです。

「フォールス・フレンド」とは何か

フォールス・フレンド(false friends)とは、二つの言語で綴りや発音が似ているために同じ意味だと錯覚しやすいものの、実際にはまったく異なる意味を持つ単語のペアを指す言語学の用語です。外国語学習者が早い段階で注意するよう教わる、代表的な落とし穴の一つです。

なぜこうした食い違いが生まれるのか

多くのフォールス・フレンドは、ラテン語やゲルマン語などの共通の語源にさかのぼりますが、それぞれの言語が何百年もかけて独自に意味を発展させてきた結果、綴りは似たままなのに意味が大きくかけ離れてしまったのです。

よくある質問

なぜ言語間でフォールス・フレンドが生まれるのですか?

多くは同じラテン語やゲルマン語の語源から始まりましたが、各言語がそれぞれ独自に意味を変化させてきたため、綴りは似たままでも意味だけが大きくずれてしまったからです。

外国語学習でフォールス・フレンドに引っかからないようにするには?

自分の母語の単語とよく似ていると感じたときほど、思い込みで使わずに一度辞書で意味を確認する習慣をつけると、ほとんどの間違いを防ぐことができます。