PENモデルとは?
イギリスの心理学者ハンス・アイゼンク(Hans Eysenck)は1947年、外向性と神経症傾向の2つの次元で性格を説明する理論を初めて発表し、1970年代に精神病傾向(Psychoticism)を3つ目の次元として加え、PENモデル(Psychoticism-Extraversion-Neuroticism)を完成させました。
生物学的根拠を強調した理論
アイゼンク理論の特徴は、性格の違いを脳の覚醒水準や神経系の反応性といった生物学的要因で説明しようとした点です。たとえば外向性は大脳皮質の基本的な覚醒水準と、神経症傾向は自律神経系がストレスに反応する敏感さと関連すると考えました。このアプローチはその後の性格心理学における生物学的基盤の探求に大きな影響を与えました。
よくある質問
精神病傾向が高いと精神疾患があるということですか?
いいえ。名前とは異なり精神疾患の診断とは無関係で、一般人口の中で連続的に現れる攻撃性・非同調性の傾向の度合いを指す性格次元です。
外向性・内向性の概念はアイゼンクが最初に作ったのですか?
概念自体はスイスの心理学者カール・ユング(Carl Jung)が先に提示しました。アイゼンクはこれを実証的に測定可能な尺度として精緻化し、生物学的根拠を加えて発展させたと評価されています。