同じ指数なのに運用成績が大きく異なる理由
時価総額加重型指数とその均等加重バージョンは、文字通り同じ500社を構成銘柄としていても大きく成績が乖離することがあります。これは時価総額加重の場合、指数のリターンが事実上、最も大きく成長した少数の企業に支配されるのに対し、均等加重ではその影響が均等に分散されるためです。少数の超大型企業が突出して好調な局面では時価総額加重が有利になり、指数内の中小型企業が追い上げたり優位に立ったりする局面では均等加重が有利になることがあります。
分散投資という観点で意味すること
多くの投資家は、時価総額加重型のインデックスファンドを選べば「市場全体」に広く均等に分散投資できていると考えがちですが、実際には少数の巨大企業が支配する時価総額加重指数では、投資額の大部分が事実上その少数の企業への賭けになっていることに気づいていない場合があります。均等加重は、より企業単位での真の分散を得る一つの方法ですが、その代償として手数料が高くなり、ボラティリティのパターンも(必ずしも低くなるとは限らない形で)変わります。
よくある質問
均等加重の方が常に優れた分散投資と言えますか?
企業単位の比重をより均等に分散させるという意味では一種の分散投資ですが、自動的に「より安全」というわけではありません。セクター単位では依然として偏りが生じ得ますし、リターンやボラティリティのパターンも時価総額加重とは異なるだけで、単純に優れているとは言えません。
均等加重型ETFの経費率が高くなりやすいのはなぜですか?
全ての保有銘柄を均等な比率に保ち続けるには、株価の変動に応じてより頻繁に売買する必要があり、そのぶんファンドの取引コストが増えます。このコストが投資家に転嫁される形で、リバランスの頻度が少ない時価総額加重型ファンドよりも経費率が高くなる傾向があります。