胃・大腸内視鏡検査結果に出てくる用語を理解する

このページは、胃・大腸内視鏡検査の結果報告書によく出てくる用語を理解するための一般的な情報であり、医学的診断ではありません。結果について不安がある場合は、必ず医師にご相談ください。

ポリープとは

ポリープとは、胃や大腸の粘膜からこぶのように盛り上がった組織のことです。多くは良性ですが、種類によって性質が異なるため、検査中に大きさや形を見て切除や生検の要否が判断されることが多いです。

大腸ポリープの種類

腺腫性ポリープは時間の経過とともに大腸がんへ進行する可能性があるとされ、発見時には切除が勧められることが多いです。一方、過形成性ポリープはがん化する可能性が低い、おおむね良性の所見とされることが一般的です。

ヘリコバクター・ピロリ陽性/陰性の意味

ヘリコバクター・ピロリは胃粘膜に生息する細菌で、陽性の場合は慢性胃炎や胃潰瘍、まれに胃がんの危険因子とされる感染があることを意味します。陽性と判定された場合は、除菌治療が必要かどうかを医師と相談するのが一般的です。

萎縮性胃炎・腸上皮化生という用語

萎縮性胃炎とは長期の炎症によって胃粘膜が薄くなった状態、腸上皮化生とは胃粘膜の細胞が腸の粘膜に似た形に変化した状態を指します。どちらも慢性的な炎症の結果として現れることがあり、定期的な追跡内視鏡が勧められる所見です。

大腸憩室という所見の意味

憩室とは大腸の壁の一部が外側に膨らんだ構造で、多くは特に症状もなく偶然見つかります。ただし憩室に炎症が起こると(憩室炎)、腹痛などの症状が現れることがあり、その場合は受診が必要です。

生検(病理検査)結果を待つ間

検査中に疑わしい部位から組織を採取した場合は別途病理検査が行われ、結果が出るまでには通常1〜2週間程度かかることが多いです。結果は必ず担当医から正確な説明を受け、今後の対応を相談するようにしてください。

ポリープの種類によってその後の対応が変わります

結果報告書にポリープの記載があった場合、「どの種類か」が重要です。過形成性ポリープのようにおおむね良性のものと、腺腫性ポリープのように経過観察や切除が必要なものとでは、その後の管理方針が異なるため、報告書の病理所見をよく確認することが大切です。

胃炎の所見についての理解

ヘリコバクター・ピロリ、萎縮性胃炎、腸上皮化生といった用語は、いずれも慢性的な胃の炎症に関連する所見であるため、結果報告書に一緒に記載されることがよくあります。それぞれのつながりを理解しておくと、医師との相談がより実のあるものになりますが、本ページはあくまで一般的な情報であり、医師の説明に代わるものではありません。

よくある質問

検査中にポリープをその場で切除した場合、それで安心してよいですか?

切除したポリープの多くは病理検査で種類が確認され、その結果によって次回の検診時期が変わることがあります。正確な結果とその後の経過観察計画は、必ず担当医に確認してください。

ピロリ菌が陽性なら必ず除菌治療を受けるべきですか?

胃炎や胃潰瘍など関連する所見がある場合は除菌治療が勧められることが多いですが、治療の必要性や方法は個人の状態によって異なるため、医師と相談のうえで決めることをおすすめします。