電気自動車選びで気にすべきバッテリー種類とは
多くの購入者にとって重要なのは、どちらの化学組成が客観的に「優れているか」ではなく、自分の使い方にどちらのトレードオフが合うかです。価格の安さと長期的な耐久性を重視するならLFP、航続距離や寒冷地での性能を重視するならNCMが適しています。購入前に、その車種・グレードがどちらのバッテリーを採用しているか確認しておく価値は十分にあります。
バッテリー容量の数字だけでは分からないこと
kWh数が大きいと一見単純にアップグレードのように見えますが、空気抵抗、車両重量、タイヤの選択、空調の使い方などを考慮すると、同じ容量の電気自動車でも実際の航続距離には大きな差が出ることがあります。カタログ上の航続距離は比較の目安として有用ですが、日々の実用面で重要なのは自分の運転スタイルに基づいた実際の航続距離です。
よくある質問
LFPはNCMより全体的に劣ったバッテリーなのでしょうか?
一概にそうとは言えません。トレードオフの種類が異なるだけです。LFPはエネルギー密度と寒冷地性能をある程度犠牲にする代わりに、低価格・長い充放電寿命・高い安全マージンを得られるため、何を重視するかによっては十分合理的な選択肢になります。
バッテリー容量が大きいほど、必ず航続距離も長くなりますか?
理論上は概ねそうですが、実際には必ずしもそうとは限りません。空気抵抗が大きい車や重量のある車では、大容量バッテリーを積んでいても、より軽量で効率の良い小容量バッテリー車と実際の航続距離が近くなることがあります。