フェイルオーバーとロードバランスは目的が異なる
ロードバランスは2回線を束ねて総通信量を増やそうとする仕組みですが、ビデオ通話のように接続元IPアドレスの一貫性を前提とするサービスでは挙動が不安定になることがあります。フェイルオーバーは仕組みがシンプルで、普段は1本の回線だけが働き、障害時のみもう一方に切り替わります。
デュアルWANが特に効果を発揮する場面
POSレジを使う小規模店舗、ビデオ会議中の切断が許されないリモートワーカー、1回の接続断が締め切りに直結するホームオフィスなど、ダウンタイムのコストが明確な場面では、バックアップ回線と対応ルーターへの投資は十分に見合います。
よくある質問
切り替わる瞬間に通信が途切れることはありますか?
はい、数秒から1分弱程度の短い断続が発生するのが一般的です。検知の速さやバックアップ回線の確立にかかる時間によって変わり、通話中の通信などは再接続が必要になることが多いですが、ネットワーク自体は自動で復旧します。
固定IPアドレスは必須ですか?
いいえ。一般的なインターネット利用であれば、両回線とも動的IPアドレスのままで問題なく機能します。固定IPが必要になるのは、外部から一定のアドレスでアクセスさせたいサーバーなどを運用する場合だけです。