夢を見ているときの脳画像から分かること
レム睡眠中は感情や感覚に関わる脳の領域が活発になる一方、論理や計画、自己批判的な思考を担う前頭前野の働きは相対的に抑えられる傾向があります。このパターンは、夢がしばしば感情的には強烈でありながら、物語としては奇妙で非論理的なのに、その場では疑問に思わない理由の有力な説明の一つとされています。
訂正しておきたい夢に関するよくある誤解
夢は数秒しか続かないというのは誤解で、実際には現実で同じ出来事が起きるのにかかる時間に匹敵するほどの長さを持つことがあります。また「白黒でしか夢を見ない」という古くからの俗説も誤りで、ほとんどの人はカラーで夢を見ています。夢占いのように夢に隠された意味を読み解こうとする文化は根強い人気がありますが、確固たる科学的根拠には乏しいとされています。
よくある質問
誰でも明晰夢を見られるようになりますか?
日中に「現実確認」を習慣づけたり、一度目覚めてから再び眠りにつくといった特定のテクニックは、多くの人にとって明晰夢を見やすくする効果があるとされていますが、成功率には大きな個人差があり、必ずうまくいくとは限りません。
夢は未来を予知しますか?
夢に予知能力があるという科学的根拠はありません。夢が「当たった」ように感じるのは、偶然の一致と確認バイアスの組み合わせで説明されるのが一般的です。人はまれに一致した夢だけを記憶に残しやすく、現実と一致しなかった大多数の夢は忘れてしまう傾向があります。