犬のトイレトレーニング基礎ガイド

以下の手順に沿って犬のトイレトレーニングを進めてみましょう。

  1. トイレシートの場所を固定する

    静かで人の出入りが少ない場所にトイレシートを置き、一度決めた場所はできるだけ変えないようにします。犬は慣れた場所とにおいを基準に排泄場所を覚えるため、場所が頻繁に変わると学習速度が大きく落ちてしまいます。

  2. 排泄のタイミングを見極める

    食事の後、昼寝から覚めた直後、思い切り遊んだ後などは、犬が排泄しやすいタイミングです。このタイミングごとにあらかじめシートの近くへ連れて行くと、自然と成功率を高められます。

  3. 排泄のサインを見つけて誘導する

    床のにおいをしきりに嗅いだり、その場でくるくる回ったりする行動は、排泄直前のサインであることが多いです。こうした行動が見られたら、すぐに抱き上げるかリードでシートの上へ移動させましょう。

  4. 成功したらすぐに褒めてごほうびをあげる

    シートの上で排泄を終えた瞬間、すぐにおやつと明るい声で褒めます。ごほうびは行動の直後数秒以内に与える必要があり、そうすることで犬が「シートの上での排泄=良いこと」という関連づけを確実に学習します。

  5. 失敗しても叱らない

    シートの外で失敗しても、大声を出したり罰を与えたりせず、静かに片付けます。罰を与えると排泄そのものを怖いことだと学習してしまい、隠れてこっそり排泄する習慣につながりかねず、かえってしつけを難しくしてしまいます。

  6. シートの範囲を徐々に狭めていく

    広く敷いていたシートを、成功率が上がるにつれて少しずつ枚数を減らし、一箇所に狭めていきます。急に減らすのではなく、数日おきに少しずつ進めることで、失敗が増えるのを防げます。

  7. 家族全員で同じルールを守る

    一緒に暮らす家族がいる場合は、褒め方、シートの場所、対応の仕方を統一することで、犬が混乱なくルールを覚えられます。一人は叱り、もう一人は見逃すといった具合にルールが一貫していないと、学習が遅れてしまいます。

トイレトレーニングには時間と一貫性が必要です

犬によってトイレトレーニングの進み具合は異なり、数週間で覚える場合もあれば、数か月かかる場合もあります。この記事は一般的な方法を紹介する参考資料であり、排泄の失敗が急に増えたり、頻尿や血尿といった症状が一緒に見られたりする場合は、しつけの問題ではなく健康上の問題である可能性があるため、獣医の診察を受けることをおすすめします。

フードの選び方も排泄の習慣に影響します

急にフードを変えると排泄が不規則になることがあるため、トイレトレーニング中はフードの管理にも気を配るとよいでしょう。フードを変える際は、急にではなく段階的に進めると、排泄のリズムが安定しやすくなります。

よくある質問

トイレトレーニングはいつから始めるのがよいですか?

犬を家に迎えた直後からすぐに始められます。子犬のうちの方が習慣が早く身につく傾向がありますが、成犬でも根気よく繰り返せば十分に新しい習慣を身につけられます。

シートをかみちぎったりおもちゃのように遊んだりします。

エネルギーが余っていたり退屈していたりすることで見られる行動である場合が多いです。シートの周りで十分に遊ばせたうえで排泄のタイミングに合わせて誘導し、かみちぎるときは静かに制止してから別のおもちゃに気をそらしてあげるとよいでしょう。