DNSキャッシュをクリアする方法(Windows・Mac・Chrome)

サイトが古い情報のまま表示され続けるとき、DNSキャッシュを削除する方法を順番に確認してみましょう。

DNSキャッシュとは何か

DNSキャッシュとは、一度アクセスしたドメイン名とそのIPアドレスの対応を端末が一時的に保存しておく仕組みです。同じサイトに再度アクセスする際に毎回DNSサーバーへ問い合わせずに済むため、表示が速くなります。

どんなときに削除が必要か

サイトが別のサーバーに移転したのに古いIPアドレスへ接続され続ける、DNS設定を変更したのに反映されない、特定のサイトだけ突然開けなくなった、といった場合は古いキャッシュ情報が原因であることが多いです。

Windowsでキャッシュを削除する

コマンドプロンプトを管理者権限で開き、ipconfig /flushdns と入力します。「DNS解決キャッシュを正常にフラッシュしました」と表示され、即座に反映されます。

Macでキャッシュを削除する

ターミナルを開き、sudo dscacheutil -flushcache を実行した後、続けて sudo killall -HUP mDNSResponder を実行します。macOSのバージョンによってコマンドが若干異なる場合があります。

ChromeにはOSとは別の独自キャッシュがある

Chromeブラウザは、OSとは別に自分専用のDNSキャッシュを保持しています。アドレスバーに chrome://net-internals/#dns と入力し、「Clear host cache」ボタンを押すとブラウザ内のキャッシュだけを削除できます。

削除しても直らない場合

自分の端末のキャッシュを削除しても、プロバイダーのDNSサーバーや世界中のDNSサーバーに新しい情報が行き渡るまでに最大24〜48時間かかることがあります。急ぎの場合は、Google(8.8.8.8)やCloudflare(1.1.1.1)といったパブリックDNSに切り替えて確認する方法もあります。

削除できるのは自分の端末のキャッシュだけ

自分の端末でキャッシュを削除しても、それはあくまで自分のPCやスマホに保存された情報が消えるだけです。プロバイダーの経路上にあるDNSサーバーや世界中のキャッシュサーバーは、それぞれのTTL(有効期限)が切れるまで古い情報を保持し続けるため、他の端末やネットワークではしばらく反映されないことがあります。

スマートフォンには専用の削除ボタンがない

スマートフォンの多くは、DNSキャッシュだけを個別に削除するメニューを用意していません。機内モードを一度オンにしてからオフに戻す、あるいは端末を再起動することでネットワーク接続がやり直され、実質的に同じ効果が得られます。

よくある質問

DNSキャッシュを削除すると通信が遅くなりますか?

目立った速度低下はありません。削除直後に初めてアクセスするサイトだけ、数十〜数百ミリ秒ほど再度DNS問い合わせが発生しますが、その後は再びキャッシュされて元通りの速さになります。

スマホでもDNSキャッシュを削除できますか?

スマートフォンには専用のメニューがない場合がほとんどです。機内モードのオンオフや端末の再起動でネットワーク接続がやり直され、キャッシュを削除したのとほぼ同じ効果が得られます。