割引を重ねた広告表示に注意したい理由
「20%OFFに、さらに10%OFF」のような表示は、消費者に単純な足し算(合計30%OFF)を連想させがちですが、実際には2回目の割引がすでに値引きされた価格に適用されるため、実質的な割引率は常に単純な足し算よりわずかに低くなります。
「掛け率」と「利益率」の混同が実際に問題になる場面
掛け率は原価を基準に、利益率は売価を基準に計算するため、パーセンテージが大きくなるほど両者の数字の差も大きくなっていきます。値付けや取引条件の交渉でこの2つを取り違えると、想定していた利益と実際の利益に無視できない差が生まれることがあります。
よくある質問
割引後の価格と割引率から、元の価格を逆算するにはどうすればいいですか?
割引後の価格を(1-割引率)で割ります。25%OFFで6,000円になっている商品なら、6,000÷0.75=8,000円が元の価格です。
「20%の掛け率」と「20%の利益率」は同じ意味ですか?
違います。原価100円の商品に20%の掛け率を付けると売価は120円になりますが、その利益率は120円に対して約16.7%であり、20%にはなりません。掛け率と利益率は基準となる価格が異なるため、パーセンテージが大きくなるほど差も広がります。