返済負担率(DTI)の計算方法

返済負担率は貸し手が最初にチェックする数字の一つで、毎月の支払い額と総所得さえ分かれば、自分でも数分で計算できます。

  1. 毎月の固定的な負債返済額を合計する

    住宅ローンまたは家賃、自動車ローン、クレジットカードの最低返済額、学生ローン、その他のローン返済など、定期的に発生するすべての負債の支払いを書き出します。食料品や光熱費、サブスクリプションなど日々の変動的な支出は含めません。DTIはあくまで負債の返済義務だけをカウントし、一般的な生活費はカウントしません。

  2. 総所得(額面月収)を確認する

    手取り額ではなく、税金やその他の控除前の所得を使います。所得が変動する場合、貸し手は通常、納税申告書や給与明細をもとに過去2年間の平均を取ります。

  3. 総負債を総所得で割る

    毎月の負債返済総額を毎月の総所得で割り、100を掛けてパーセンテージを出します。たとえば毎月の負債が2,000で総所得が6,000なら、DTIは33%になります。

  4. フロントエンド比率とバックエンド比率を分けて考える

    フロントエンド比率は住宅関連費用(家賃またはローン、固定資産税、保険)のみを所得と比較します。バックエンド比率は住宅費用に加えてその他すべての負債返済を含めます。貸し手は通常、全体の負債状況を反映するバックエンド比率をより重視します。

  5. 一般的な審査基準と比較する

    多くの貸し手は、最も有利な条件を得るにはバックエンドDTIが30%台半ば以下であることを望みますが、優れた信用スコアや多額の頭金といった補完的な要素次第では、それより高い比率を認めるローンプログラムもあります。正確な基準は貸し手やローンの種類によって異なるため、一つの数字を絶対的な基準ではなく、大まかな目安として捉えてください。

なぜDTIは所得の高さだけより重要なのか

所得が高くても、その多くがすでに負債の返済に充てられているなら、融資が承認される保証にはなりません。DTIは既存の返済義務を差し引いた後にどれだけの余裕が残るかを貸し手に示すものであり、だからこそ信用スコアと並んで審査で最も重視される要素の一つとなっています。

DTIはあくまで一時点のスナップショットであり、財務状況の全体像ではない

この比率は貯蓄額やその他の資産、所得の安定性の見込みを反映しません。そのため貸し手はDTIだけに頼らず、信用履歴や勤務歴、手元資金なども合わせて確認します。

よくある質問

DTIには配偶者やパートナーの負債も含まれますか?

相手がそのローンの共同債務者である場合のみ含まれます。一人で申し込む場合、たとえ誰かと生活費を分担していても、通常は自分個人の所得と負債だけがカウントされます。

ローン申し込み前にすぐDTIを下げることはできますか?

カード残高を減らしてカウントされる最低返済額を下げる、あるいは小さなローンを完済してしまうことが、最も早く数字を動かす方法の一つです。これはDTIが残高全体ではなく、毎月支払うべき金額に反応するためです。