旅行者が知っておきたい基本のチェコ語あいさつ表現

チェコ語は丁寧・くだけたの区別を代名詞ではなくまったく別の単語で表す。両方の場面で使える基本フレーズを紹介する。

Dobrý den ― こんにちは(丁寧)

発音は「ドブリー・デン」。店や見知らぬ人、目上の人に対する標準的な丁寧なあいさつで、朝から夕方早くまで幅広く使える。

Ahoj ― やあ / またね(くだけた言い方)

発音は「アホイ」。友人や同年代の相手に対して、あいさつと別れの両方に使える数少ない単語のひとつで、改まった場では使わない。

Děkuji ― ありがとう

発音は「ジェクイ」。くだけた場面でも改まった場面でも使える標準的な感謝の言葉。

Prosím ― お願いします / どういたしまして

発音は「プロシーム」。ギリシャ語の「parakalo」と同様、この1語で「お願いします」と「どういたしまして」の両方をまかなう。

Ano ― はい

発音は「アノ」。ごくくだけた会話では短く「no」と発音されることもあり、意味とは逆に聞こえるため英語話者は混乱しやすい。

Ne ― いいえ

発音は「ネ」。ほぼどんな場面でも短く直接的に使える。

Promiňte ― すみません / ごめんなさい

発音は「プロミニュテ」。謝罪だけでなく、道を尋ねるときなど丁寧に相手の注意を引く場合にも使う。

Na shledanou ― さようなら(丁寧)

発音は「ナ・スフレダノウ」。丁寧な別れの挨拶で、友人同士ではあいさつと同じ「Ahoj」が別れの言葉としても使われる。

丁寧な表現とくだけた表現は単語ごと違う

代名詞だけで丁寧さを切り替える言語とは異なり、チェコ語は改まった場面用の「Dobrý den」「Na shledanou」と、友人同士の万能語「Ahoj」とで、まったく別の単語を使う。よく知らない相手には丁寧な表現をデフォルトにしておくのが安全。

チェコ語には日本語にない記号つきの文字がある

ř、ě、そしてハーチェク(ˇ)と呼ばれる記号は発音を大きく変え、日常のチェコ語に頻繁に登場する。特に「ř」は、Dvořákのような人名にも含まれ、非母語話者にとって習得が最も難しい単音のひとつとして広く知られている。

よくある質問

「Ahoj」は本当にこんにちもさようならも両方に使われるのか

そのとおり。ハワイ語の「アロハ」のように、すでに知り合っている相手同士であればどちらの意味でも使えるが、店や職場、初対面の相手にはくだけすぎている。

チェコ語はロシア語と似ているのか

どちらもスラブ語派に属し語彙のルーツを一部共有しているが、実際には互いに意思疎通できるほど似てはおらず、チェコ語はキリル文字ではなくラテン文字を使う。