初心者のためのコントゥアリング・ハイライトの基本

コントゥアリングとハイライトは、要するに顔に「影」と「光」をコントロールして加えるメイク技法です。理屈はシンプルですが、自然に馴染ませるにはコツが必要です。

  1. くすみのないクールトーンのコントゥアカラーを選ぶ

    コントゥア製品は自然な影として見えることが重要なので、肌色より2トーンほど暗いクールトーンのマットな色の方が、日焼けしたように見えがちなウォームトーンのブロンザーより影らしく仕上がります。

  2. 肌の地色に近いハイライトカラーを選ぶ

    ハイライトは肌の上に乗った別の層ではなく、肌そのものに見えることが大切です。ベースの色より1〜2トーン明るい程度の色を選ぶことで、光が自然に当たっているように見えます。

  3. 自然に影ができる部分に入れる

    頬のくぼみ、鼻の側面、フェイスライン、髪の生え際は、多くの顔型で自然な影ができやすい部分のため、コントゥアの定番の位置とされています。目指すのは自然な影の再現であり、無作為に暗い形を描くことではありません。

  4. 自然に光が当たる部分に入れる

    頬骨の高い部分、鼻筋と鼻先、キューピッドボウ(上唇の山)、眉骨は光が最も自然に当たる部分であり、これがハイライトの定番位置とされる理由です。

  5. 中心ではなく境目をぼかす

    密度のあるスポンジやブラシで、コントゥアやハイライトが素肌と接する外側の境目を柔らかくぼかすのが基本で、中心部分はやや濃さを残して構いません。すべてを均一にぼかしすぎると、立体感の効果が薄れてしまいます。

  6. 塗る順番を守る

    一般的な順番は、ベース(ファンデーション)→コントゥア→ブレンディング→ハイライトを重ねる→最後にチークで全体をまとめる、という流れです。コントゥアが完全にぼかされる前にハイライトを重ねると、両方の色が混ざって濁ってしまいます。

コントゥアリング・ハイライトの根本的な考え方

コントゥアリングとハイライトが効果を発揮するのは、人間の視覚が「影」と「光」を立体的な形として認識するためです。これは彫刻家が光と影を使って平らな面に奥行きを表現するのと同じ原理です。上手に仕上げると、肌の上に製品が乗っているように見えるのではなく、顔が自然に光を受けているかのように見えます。

顔型に合わせて位置を調整する

すべての顔に当てはまる唯一の正解はありません。丸顔の人は頬やフェイスラインの外側を重点的にコントゥアして、より角のある印象を作ることが多く、もともと角ばった顔や面長の顔の人は軽めにコントゥアし、ハイライトで鋭い部分を和らげることに重点を置くことが多いです。図解通りに位置を真似るより、明るく方向性のある光の下で自分の顔にどこに自然な影ができるか観察する方が確実な指標になります。

よくある質問

コントゥアはファンデーションの前と後、どちらに塗りますか?

一般的にはベースのファンデーションやコンシーラーを塗った後、パウダーで仕上げる前に塗ります。素肌に直接塗ると自然にぼかしにくく、製品が肌に乗っているように見えやすくなります。

コントゥアリングとブロンザーの違いは何ですか?

コントゥアリングは影を再現するクールトーンの色を特定のくぼみだけに使い、立体感を作る技法です。ブロンザーはより温かみのある日焼け風の色を顔全体に広く使い、血色感や温かみを加える技法です。両者は一緒に使われることも多いですが、目的が異なります。