複利と単利の差は時間とともに広がっていく
投資を始めたばかりの時期は、複利と単利によるリターンの差はそれほど目立たない。しかし時間が経つにつれて、複利によって生まれる「利息の利息」が積み重なり、両者の差は徐々に大きく開いていく。多くの資産形成の解説で「複利の効果を実感するには十分な時間が必要」と強調されるのはこのためである。
「72の法則」はあくまで概算であり、正確な公式ではない
72の法則は、年利率がおおむね6%から10%程度の範囲にあるときに精度が高くなる傾向がある。利率がこの範囲より大きく高い、または低い場合は、概算値と正確な計算値との誤差がやや大きくなる。正確な数値が必要な場合は、完全な複利計算式や専用の計算ツールを使うことをおすすめする。
よくある質問
銀行預金の利息は一般に単利か複利か
商品や利息計算の方式によって異なる。普通預金や、満期時に自動継続されない一部の定期預金は通常単利で計算される。一方、多くの定期預金や投資商品は、約定された計算期間内で複利により計算されることが多い。具体的な計算方式については商品説明書を確認するか、金融機関に直接確認するのが確実である。
複利計算の頻度は高ければ高いほどよいのか
必ずしもそうとは限らない。名目年利が同じであれば、複利計算の頻度が高いほど実質的なリターンはわずかに高くなるが、その差は通常それほど大きくない。複利計算の頻度よりも、元本の大きさ、名目金利の水準、投資期間の長さの方が、最終的なリターンに与える影響は大きいことが多い。