退職日までに済ませておく貸与品の返却チェックリスト

最後の出社日を迎える前に、会社から借りていたものがすべて揃っているか確認しておこう。ちょっとした手続きが、後々の面倒を防いでくれる。

  1. IT機器(ノートPC・モニター・周辺機器)の返却準備をする

    貸与されたノートPCやモニター、キーボード、マウスなどは、個人データのバックアップと個人アカウントの削除を済ませたうえで、きれいな状態に整えて返却の準備をする。

  2. 社員証・入館カードを返却する

    社員証や入館カードは総務や警備担当に返却し、返却確認の記録(書面やメール)を残しておくと、後日「紛失」を巡るトラブルを防げる。

  3. 法人カード・法人携帯を精算のうえ返却する

    法人カードは最後の利用分の精算を済ませてから返却し、法人携帯は個人データをバックアップしたうえで初期化してから返却する。

  4. 社内資料・データのリストを整理する

    手元にある契約書や報告書などの社内資料、外付けハードディスクなどの記録媒体をリスト化し、後任者に一覧と実物を引き継ぐ。

  5. 返却確認書に署名をもらう

    総務・人事が用意する貸与品返却確認書に、項目ごとにサインをもらっておくと、最終給与の精算時にトラブルになるリスクを減らせる。

  6. 返却しなかった場合の不利益を確認する

    貸与品を返却しないと、最終給与から差し引かれたり、損害賠償を求められたりすることがあるため、事前に会社の規定を確認しておくとよい。

返却確認書へのサインが思った以上に大事な理由

貸与品の返却は最後の些細な手続きだと思われがちだが、数週間後にノートPCや社員証を本当に返したかどうかで揉めるケースは意外と多い。項目ごとにサインをもらった返却確認書は、双方を守る記録になる。自分にとっては義務を果たした証拠になり、会社にとっては資産管理上の明確な記録になる。退職時の他の書類と同じように、あと5分の手間をかける価値がある。

「物」だけでなく「アクセス」の後始末も忘れずに

物理的な機器の返却は分かりやすいが、アクセス権の整理も同じくらい重要だ。社内システムや共有ドライブ、コミュニケーションツールのアカウントがきちんと無効化されているか確認し、共有・貸与端末に個人のログイン情報を残さないようにする。蓄積した個人データを消し、アクセス権が取り消されたことを確認しておくことは、会社のセキュリティだけでなく自分自身のプライバシーを守ることにもつながる。

よくある質問

入館カードなど貸与品を紛失してしまった場合はどうすればいいですか?

紛失に気づいた時点で、最終出社日を待たずにすぐ人事や総務に伝えよう。多くの会社には紛失時の標準的な弁償額や手続きが決まっており、早めに正直に伝えるほうが、最終精算の段階で問題になるよりずっとスムーズに進む。

小さな備品一つひとつまで返却確認書にサインが必要ですか?

ノートPCやモニター、携帯、社員証のように価値があり個別に管理されているものは確認しておくのが望ましいが、細かい消耗品まで個別のサインを求められることは通常ない。迷ったら、返却手続きを担当する部署に標準のチェックリストの範囲を聞いてみるとよい。