コイントスとサイコロの確率の基本 完全ガイド

コインを投げたりサイコロを振ったりするのは単純な行為に見えますが、その背後にある確率を知ると、なぜ公平な意思決定手段として使われるのかがよく分かります。

コイントスは常に50%対50%

公正なコインであれば、表が出る確率も裏が出る確率も常に50%です。これは1回ごとに独立しており、表が5回連続で出た後でも次に裏が出やすくなるわけではありません。

サイコロ1個は各目6分の1

公正な6面サイコロであれば、1から6のどの目が出る確率も等しく6分の1です。

サイコロ2個の合計は均等ではない

サイコロを2個振って合計を出す場合、すべての合計が同じ確率で出るわけではありません。7が出る組み合わせが最も多く(36通り中6通り)、2と12が出る組み合わせは最も少なく(それぞれ36通り中1通り)、山型の分布になります。

多面体サイコロ(d4〜d20)

テーブルトークRPGなどで使われるd4、d6、d8、d10、d12、d20といった多面体サイコロも、それぞれの面が出る確率は等しくなっています。数字は面の数を表しています。

公平な意思決定への活用

2つの選択肢から公平に選びたいときはコイントス、3つ以上の選択肢から選びたいときはサイコロを使うと、主観を挟まずに決められます。同点になった場合は振り直しで対応します。

ギャンブラーの誤謬とは

コインやサイコロの過去の結果は、次の結果に一切影響しません。表が5回連続で出た後でも、次に裏が出る確率が上がるわけではなく、依然として50%です。これは「そろそろ裏が出るはず」と考えてしまう、よくある思い込みです。

サイコロ1個と2個で確率が違う理由

サイコロを2個振ったときの合計が均等に分布しないのは、合計が7になる組み合わせ(1と6、2と5、3と4など)が、合計が2や12になる組み合わせ(1と1、6と6のみ)よりずっと多いためです。この考え方は『カタンの開拓者たち』のようなボードゲームの設計にも活かされています。

よくある質問

実際のコインやサイコロは完全に50%や6分の1なのですか?

実用上は十分に近い値ですが、製造上のわずかな偏りにより、数学的に完全に均等というわけではありません。日常的な意思決定においては無視できるレベルの差です。

なぜカジノのクラップスでは1個ではなく2個のサイコロを使うのですか?

2個のサイコロによる合計の山型分布があるからこそ、「合計7に賭ける」といった特定の出目に賭けるベットに意味のある確率差が生まれ、それがクラップスのベッティングの核となっているためです。