多くの日常サービスはどちらか一方の方式に大きく偏っている
私たちが日々使うインターネットサービスの多くはクライアント・サーバー方式を基盤にしています。ウェブサイトを開いたり、メッセージアプリを使ったりするとき、自分の端末は常にどこかのサーバーにリクエストを送り、応答を受け取っています。一方P2P方式は、中央のサーバーがまったくなくてもサービスが成立しうる点でまったく異なる考え方を持っており、ファイル共有やブロックチェーンのように、非中央集権であること自体が目的のサービスで特に力を発揮します。
P2Pの接続がうまくいかないことがある理由
多くの家庭のインターネット環境はNAT(ネットワークアドレス変換)を行うルーターの背後にあるため、ピアの端末はインターネットから直接到達できないのが普通です。これこそが、P2P方式のゲームやビデオ通話がうまく直接つながらないことがある理由です。NATトラバーサルと呼ばれる技術や、直接接続できない場合に中継サーバーを経由させる仕組みは、まさにこの問題を回避するために存在します。
よくある質問
オンラインゲームはクライアント・サーバーとP2Pのどちらですか?
ゲームによって異なります。多くのオンラインゲームは不正行為の防止と判定の一貫性のためにクライアント・サーバー方式を採用していますが、一部の対戦格闘ゲームや古いタイトルではプレイヤーの端末同士を直接つなぐP2P方式が使われることもあります。
P2Pは常に違法な用途で使われるのですか?
そんなことはありません。大容量のソフトウェアパッケージをトレントで素早く配布するといった正当な利用例も多くあり、ブロックチェーンのネットワークや一部の分散ストレージサービスもP2P方式を合法的に活用しています。