セラミドが肌バリアにとってこれほど重要な理由
肌の最も外側の層は、よくレンガとモルタルの壁にたとえられます。肌細胞がレンガの役割を果たし、セラミド・コレステロール・遊離脂肪酸がその隙間をモルタルのように埋めています。この脂質層が密で安定しているほど水分が逃げにくく、外部の刺激も侵入しにくくなります。だからこそスキンケアにおけるバリア修復の話の多くが、この一群の脂質を中心に語られるのです。
相性の良い成分と、向いている肌タイプ
セラミドは単独よりも組み合わせたほうが効果を発揮しやすいとされ、コレステロールや脂肪酸、ヒアルロン酸のような保湿成分と一緒に使うことで、バリアの脂質バランスをより自然に補えると考えられています。乾燥肌やバリアが弱った肌、敏感肌に特に人気がありますが、テクスチャーが重めのことが多いため脂性肌では軽めの処方を選ぶとよく、効果は即効性というより徐々に現れるものとして捉えるのが現実的です。
よくある質問
セラミドを塗ると、肌自体のセラミドがそのまま補充されるのですか?
化粧品中のセラミドのほとんどは人の肌から抽出されたものではなく、実験室で合成された擬似セラミドです。肌自身のセラミド生成を代わりに行うわけではありませんが、角質層の表面に似たような脂質構造を補強し、外側からバリア機能を助けると説明されています。
成分表でセラミドをどう見分ければよいですか?
セラミドNPやセラミドAPのように「セラミド」と明記された名前や、ヒドロキシプロピルビスパルミトアミドMEAのような合成セラミド系の名前を探してみてください。コレステロールや脂肪酸系の成分が一緒に表示されていれば、バリアの脂質を幅広くケアする製品である可能性が高くなります。