多くの言語・国をまたいで共有される一つの基準
ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)は、学習・検定の対象となる言語が何であっても、言語運用能力を共通の方法で説明できるように、欧州評議会によって作られた。そのため、フランス語のB2レベルと韓国語のB2レベルは、同じテストの点数を意味するのではなく、実際の場面でおおむね同程度の運用能力を意味することを目指している。
各種検定試験や、日常的なレベル表示との対応関係
フランス語のDELF/DALFやドイツ語のGoethe-Zertifikatなど、多くの国際的な語学検定は、特定のCEFRレベルに対応するように設計されている。IELTSやTOEFLといった主要な英語試験も、非公式にではあるが、おおよそのCEFRレベルに対応づけられている。ただし、点数とレベルの正確な対応関係は、CEFR自体が定めているのではなく、それぞれの試験団体が独自に設定している。
よくある質問
CEFRはヨーロッパの言語にしか使われないのか
違う。ヨーロッパで作られた基準ではあるが、ヨーロッパの言語という枠を大きく超えて、国際的に一般的な参照枠として広く採用されており、多くのアジアの語学プログラムや資格制度でも、共通の基準点として使われている。
A1~B1の内容を飛ばして、いきなりB2から勉強を始めてもよいのか
それを防ぐ公式な仕組みはないが、それぞれのレベルは、その前のレベルの文法・語彙の土台の上に積み上げられている。そのため、レベルを丸ごと飛ばして学習すると、B2以上のより高度な課題に取り組む段階になってから、抜け落ちがはっきりと表面化しやすい。