よく使われるローソク足チャートパターン完全ガイド

価格チャートの1本のローソク足には、始値・高値・安値・終値という4つの数字が凝縮されています。その中でも繰り返し現れる代表的な形には、トレーダーの間で名前が付けられています。

1本のローソク足の読み方

太い「実体」部分はその期間の始値と終値の範囲を表し、上下に伸びる細い線(ヒゲ・シャドウ)はその期間の最高値と最安値を示します。実体の色によって、始値より終値が高かったか安かったかが一目で分かります。

ドジ(同時線)

始値と終値がほぼ同じで、実体がほとんどない、あるいは細い十字のような形になるローソク足です。買い手と売り手の力がその期間拮抗していたことを示し、一般に相場の迷いのサインとされます。

ハンマー(下影陽線)

実体がローソク足の上部にあり、下に長いヒゲが伸びる形で、価格が下落した後に現れることが多いパターンです。売り手が価格を押し下げた後、買い手が入って押し戻したことを示唆し、強気転換のサインとして読まれます。

流れ星(上影陰線)

ハンマーを逆さにした形で、実体がローソク足の下部にあり、上に長いヒゲが伸びます。価格が上昇した後に現れることが多く、買い手が価格を押し上げた後、売り手が主導権を取り戻したことを示す弱気転換のサインとして読まれます。

陽の包み線・陰の包み線

2本のローソク足からなるパターンで、2本目の実体が1本目の実体を逆方向に完全に覆う形です。小さな陰線の後に大きな陽線が続けば陽の包み線(強気)、その逆なら陰の包み線(弱気)となり、一方の勢力が突然もう一方を圧倒したことを示します。

明けの明星・宵の明星

3本のローソク足で構成される反転パターンとしてよく読まれます。明けの明星(陰線→小さく迷いのある足→陽線)は底打ちの可能性を示唆し、宵の明星はこれを逆にした形で、天井を付けた可能性を示唆します。

パターンが示すのは行動であって保証ではない

ローソク足パターンは、ある期間における買い手と売り手の攻防をコンパクトに可視化したものです。数多くの過去チャートで観察された傾向を表しているにすぎず、確実性を保証するものではありません。同じ形が現れても「機能しない」ことは珍しくありません。

文脈によって同じパターンの意味は変わる

同じ形のローソク足でも、大きなトレンドが上向きか下向きか、それに伴う出来高がどれくらいか、他の指標が何を示しているかによって意味合いは大きく変わります。ローソク足パターンを活用するトレーダーの多くは、単体で判断せず他のツールと組み合わせて使っています。

よくある質問

ローソク足パターンは価格を予測する上で信頼できますか?

どのパターンも特定の結果を保証するものではありません。これらは買い手と売り手の行動に関する過去の傾向を反映したものであり、確実性ではありません。また、この情報は一般的な市場情報であり、投資助言や特定の売買を推奨するものではありません。

これらのパターンは株式だけに当てはまりますか?

いいえ。始値・高値・安値・終値のデータがある資産であれば、暗号資産や外国為替、コモディティを含め、どんな資産にもローソク足チャートの手法は使えます。同じ形とその基本的な解釈はすべてに共通して用いられます。