自分の名義で無断に事業登録されていないか確認する方法

個人情報の盗用は、クレジットカードの不正利用だけとは限りません。自分がまったく作った覚えのない事業が、自分の名義で登録されているというケースもあります。確認方法を紹介します。

  1. 厳格な本人確認を使って自国の税務当局のオンラインポータルにログインする

    ほとんどの税務当局では、本人確認済みの電子IDや、それに準じる強固な認証手段を使ってログインできるオンラインポータルを提供しています。

  2. 自分の名義で登録されている事業の一覧を確認するメニューを探す

    ログイン後、自分の国民識別番号や納税者番号にひもづく事業登録情報を確認できる照会メニューを探し、一覧をすべて表示します。

  3. 見覚えのない登録がないか一つずつ丁寧に確認する

    一覧に表示された事業を、自分が実際に登録したり同意したりした記憶と照らし合わせます。家族や知人が自分の同意のもとで名義を借りたケースと、明らかな無断使用は区別して考える必要があります。

  4. 見覚えのない登録が見つかったらすぐに税務当局へ通報する

    自分が承認していない事業登録が見つかった場合は、すぐに管轄の税務署に通報し、いつ、どのように登録されたのか調査を依頼しましょう。

  5. 登録の抹消と、未払い税金への責任の有無の確認を求める

    名義の無断使用が確認されたら、税務当局を通じてその事業登録の抹消を求めるとともに、その事業名義で発生した税金や未払い債務について自分に責任があるかどうか、必ず明確な回答を得ましょう。自動的に責任がないと決めつけないことが重要です。

  6. 警察への被害届の提出もあわせて検討する

    税務当局への通報と並行して、被害額が大きい場合や再発の懸念がある場合は、個人情報盗用として警察に被害届を提出することも検討する価値があります。

事業登録の不正利用は、静かに進行するリスク

クレジットカードの不正利用とは違い、自分名義で無断登録された事業は何か月も、あるいは何年も表面化しないことがあり、未払いの税金や債務が自分に帰属し始めて初めて気づくケースも少なくありません。定期的に自国の税務ポータルで自分名義の事業登録がないか確認しておくことは、この問題を早期に発見するための手間の少ない方法です。

これは一般的な情報であり、法的助言ではありません

このような個人情報盗用に対する具体的なポータル、手続き、救済方法は国によって異なります。自国の税務当局の具体的な手続きを確認し、自分の名義での不正な行為が発覚した場合は法律専門家に相談してください。

よくある質問

家族が自分の同意のもとで自分の名義を使って事業登録した場合はどうなりますか?

それは無断使用とは異なる状況で、通常はその人物との私的な取り決めとして扱われ、詐欺とはみなされません。ただし、それでも税務上や法律上の責任が自分に及ぶ可能性はあるため、直接その人物と話し合って対処しておく価値があります。

自分の名義で不正に登録された事業の債務について、自動的に自分が責任を負うのですか?

必ずしもそうとは限りませんが、それを前提に考えるべきではありません。不正登録を通報し調査が行われた段階で、自分の責任の有無について税務当局から明確な文書での回答を得るようにしましょう。