ブラウザのネットワークエラーコード 完全ガイド

Chromeなどブラウザでページが表示されないとき、特定のエラーコードが表示されます。代表的なものの意味を整理しました。

ERR_CONNECTION_REFUSED

接続先のサーバーが接続を明確に拒否している状態で、該当ポートで待ち受けるサービスがない、ファイアウォールで遮断されている、サーバー自体が停止しているなどが主な原因です。

ERR_CONNECTION_TIMED_OUT

想定時間内にサーバーから一切応答が返ってこない状態で、経路上のネットワークの問題やサーバーの過負荷、ファイアウォールによるリクエストの黙殺などが考えられます。

DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN

ドメイン名をIPアドレスに変換できなかった状態で、ドメインが存在しない、入力ミス、DNSレコードが未設定または期限切れになっていることが典型的な原因です。

ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR

ブラウザとサーバーの間で安全な接続(HTTPS)を確立できなかった状態で、証明書の設定ミスやサーバー側の古いTLSバージョン、端末側の時刻設定のずれなどが原因になることがあります。

NET::ERR_CERT_AUTHORITY_INVALID

サイトのSSL証明書がブラウザに信頼された認証局から発行されたものではない状態で、社内サーバーや開発環境の自己署名証明書でよく見られます。

ERR_NAME_NOT_RESOLVED

NXDOMAINよりも広い意味でのDNS失敗で、ドメイン自体の問題というより、名前解決の処理自体が完了できていない、DNSサーバー側の問題である可能性を示します。

ERR_TOO_MANY_REDIRECTS

サイトがリダイレクトのループに陥っている状態で、サーバー側のHTTPS・HTTPリダイレクト設定の矛盾や、不具合を起こしたブラウザのクッキーが原因になることがあります。

エラーコードはどの段階で失敗したかを示している

接続系のエラー(ERR_CONNECTION_REFUSEDなど)はネットワークには届いたがサーバーに届かなかったことを、DNS系のエラー(NXDOMAINなど)は接続先のアドレスすら見つけられなかったことを、SSL・証明書系のエラーはサーバーは見つかったが安全な接続を検証できなかったことを示しています。エラーの接頭辞を見れば、どこから調べ始めればよいかの見当がつきます。

多くは端末側の不具合ではない

これらのエラーの多くは訪問者側のパソコンではなく、サーバーやネットワーク側で発生しています。サイトが停止している、証明書の設定ミス、ドメインの期限切れなどは、誰がアクセスしても同じエラーが表示されます。

よくある質問

同じ問題でもChromeとFirefoxで表示されるエラーメッセージが違うのはなぜですか?

ブラウザのエンジンごとに独自のエラーコード体系と表現が定義されているためです。Chrome・Edge・BraveなどChromium系ブラウザはERR_やNET::ERR_という共通の命名規則を使いますが、Firefoxは同様の障害に対して別のメッセージ体系を使っています。

ブラウザのキャッシュを削除すればこれらのエラーは直りますか?

古くなったリダイレクトループやキャッシュされたSSL情報が原因の場合は効果があることがありますが、サーバー自体が実際に壊れている、ドメインが期限切れ、DNS設定に本当に問題があるといった場合には効果がありません。