イギリス英語とアメリカ英語:語彙の違い16選

同じ意味なのにイギリスとアメリカで全く違う単語を使う日常語16ペアを、じっくり見ていきましょう。

アパート、マンション

イギリス:flat / アメリカ:apartment。イギリスでもapartmentは高級な賃貸住宅を指すことがありますが、日常的にはflatが標準的な言い方です。

エレベーター

イギリス:lift / アメリカ:elevator。建物内の昇降機を指す、最も代表的な英米語彙の違いです。

休暇、休み

イギリス:holiday / アメリカ:vacation。イギリスではvacationは主に大学の長期休暇を指し、一般的な休暇はholidayと呼びます。

ズボン

イギリス:trousers / アメリカ:pants。イギリスでpantsは下着(パンツ)を意味するため、上に履くズボンをpantsと言うと誤解を招くことがあります。

フライドポテト

イギリス:chips / アメリカ:fries (french fries)。イギリスのchipsは太めに切ったフライドポテトで、薄くパリパリしたお菓子(アメリカのchips)はイギリスではcrispsと呼びます。

ガソリン

イギリス:petrol / アメリカ:gas (gasoline)。ガソリンスタンドもイギリスではpetrol station、アメリカではgas stationと呼びます。

車のトランク

イギリス:boot / アメリカ:trunk。車の前方のエンジンルームのカバーも、イギリスではbonnet、アメリカではhoodと呼び方が異なります。

列、行列

イギリス:queue / アメリカ:line。「並ぶ」はイギリスでqueue up、アメリカではstand in lineと表現します。

ゴミ

イギリス:rubbish / アメリカ:trash / garbage。ゴミ箱もイギリスではbin、アメリカではtrash canと呼ばれます。

薬局

イギリス:chemist / アメリカ:drugstore / pharmacy。イギリスのchemistは薬局だけでなく薬剤師を指すこともあります。

サッカー

イギリス:football / アメリカ:soccer。アメリカではfootballがアメリカンフットボールを指すため、足で蹴るサッカーはsoccerと区別して呼ばれます。

秋

イギリス:autumn / アメリカ:fall。どちらの単語もお互いの地域で通じますが、日常的によく使われる単語が異なります。

セーター

イギリス:jumper / アメリカ:sweater。イギリスでもsweaterは使われますが、日常語としてはjumperの方が一般的です。

懐中電灯

イギリス:torch / アメリカ:flashlight。イギリスのtorchはアメリカ英語では松明(たいまつ)を意味すると誤解されることがあるため注意が必要です。

歩道

イギリス:pavement / アメリカ:sidewalk。アメリカでpavementは道路の舗装面全体を指す意味でより頻繁に使われます。

同じ英語なのになぜ単語が違うのか

イギリス英語とアメリカ英語は文法の骨組みはほぼ同じですが、産業革命以降、両国がそれぞれ独自の道を歩み、新しい物や概念に別々の名前を付けてきたことで語彙の違いが積み重なりました。特に自動車、衣類、食べ物のような近代に新しく登場したものほど、イギリス式・アメリカ式で呼び方が異なる傾向があります。

どちらの表現を覚えるべきか

TOEICやTOEFLのような試験、アメリカのドラマやYouTubeに主に触れているならアメリカ式の表現が馴染み深いでしょう。一方、イギリスやオーストラリア、インドなどイギリス英語圏に旅行したり、イギリスのコンテンツを楽しんだりするなら、イギリス式の表現も合わせて知っておくと良いでしょう。どちらの表現でも相手に通じないことはまれですが、状況に合った単語を使うとより自然に聞こえます。

よくある質問

スペル(つづり)も違うのですか?

はい、語彙だけでなくスペルも異なる場合が多くあります。例えば色を表す単語は、イギリス式ではcolour、アメリカ式ではcolorと書き、こうした-our/-or、-re/-erのつづりの違いは他の単語でも同じような規則で見られます。

他にも似たような比較を見られますか?

このページは日常語彙のペアに絞って詳しく取り上げています。スペルのルールや文法、日付表記まで含めた全体的な比較を見たい場合は、イギリス英語とアメリカ英語の違い全般をまとめた記事も別途参考にしてみてください。