なぜ事業を始める前に損益分岐点を知る必要があるのか
新商品やメニュー、サービスを始める前に損益分岐点となる販売数量を把握しておけば、その数字が自社の市場規模や生産能力に対して現実的かどうかを、実際に数か月分の売上データを積み上げる前の段階で判断できます。
損益分岐点はコストや価格が変わるたびに変動する
販売単価を上げる、変動費を下げる、固定費を削減するといった変化はいずれも損益分岐点を下げますが、逆に人員追加などで固定費が増えたり、値下げをしたりすると損益分岐点は上がります。価格やコストの変更があるたびに再計算するのが基本です。
よくある質問
損益分岐点に達していれば黒字ということですか?
いいえ、損益分岐点はあくまで利益がちょうどゼロになる水準を指し、黒字を意味するものではありません。実際に利益が出るのは、この水準を上回る売上を達成してからです。
複数の商品を異なる価格で販売している場合はどう計算しますか?
単一商品の計算式では対応が難しくなります。実務では商品ごとの販売比率をもとに、商品構成全体での加重平均限界利益率を算出し、単一の単価・コストではなくその平均値を使って計算するのが一般的です。