債券にもリスクはある
債券は株式よりも安定した資産クラスとみなされることが多いが、リスクがまったくないわけではない。金利の変動は債券の市場価格に影響し、発行体の経営状況が悪化すればデフォルトのリスクもある。インフレ率が高すぎれば、債券がもたらす実質的な購買力そのものが目減りすることもあり、投資前にはこれらを総合的に見極める必要がある。
満期まで保有する場合と途中売却する場合では結果が異なりうる
満期まで保有する場合、最終的なリターンはおおむね表面利率と購入価格によって決まる。しかし満期前に売却する場合は、その時点の市場価格の変動も実際のリターンに影響し、満期保有時に見込んでいた水準より高くなることも低くなることもある。これは債券投資において見落とされがちなポイントである。
よくある質問
債券価格が下落したら、その債券に何か問題が起きたということか
必ずしもそうとは限らない。債券価格が下落する最も一般的な理由は市場全体の金利上昇であり、これは既発の固定利率債券の相対的な魅力を下げるだけで、発行体自体の経営状況とは直接関係しないことが多い。個別の状況を確認したうえで判断する必要がある。
表面利率が高い債券は、それだけお得ということか
必ずしもそうとは限らない。表面利率は発行時に決められた固定の割合にすぎず、実際の最終利回りは購入価格によっても変わる。また表面利率が高い債券は信用リスクも相対的に高いことが多く、表面利率の高さだけで判断するのは適切ではない。