バートルのプレイヤー類型論とは?
イギリスのゲームデザイナーで研究者のリチャード・バートル(Richard Bartle)が1996年に発表した論文「Hearts, Clubs, Diamonds, Spades: Players Who Suit MUDs」で初めて提唱した分類体系です。オンラインマルチプレイヤーゲーム(MUD)でプレイヤーが何に楽しさを感じるかを、「ゲーム世界 対 他のプレイヤー」「働きかける 対 相互作用する」という2つの軸で分け、4つの類型に整理しました。
今もゲームデザインで広く使われています
発表から30年近く経った今も、ゲーム企画者が実績要素・PvP・ソーシャル機能・探索コンテンツの比重を設計する際に参考にする代表的なフレームワークとして残っています。ほとんどのプレイヤーは1つの類型だけに属するというより、状況やゲームジャンルによって複数の類型の傾向をあわせ持っていることが多いです。
よくある質問
一人が複数の類型に同時に当てはまることもありますか?
はい、よくあることです。たとえばRPGでは達成型の傾向が強いのに、シューティングゲームではキラー型の傾向が強く現れるなど、ゲームジャンルやその日の気分によって好む類型が変わることがあります。
MMORPGでなく一人用ゲームにも当てはまりますか?
元々は複数人が一緒に遊ぶオンラインゲームを対象に作られたモデルのため、社交型・キラー型のように他のプレイヤーを前提とした類型は適用が限定的です。ただし達成型(実績・収集)や探検型(マップ探索・秘密発見)の傾向は、一人用ゲームでも似た形で現れることが多いです。
社交型(Socializer / Hearts)
他のプレイヤーとの関係、会話、協力そのものが目的で、ゲームは人とつながるための手段に近いタイプです。ギルドや部隊の活動、チャット、一緒にプレイする体験を大切にします。軸:他のプレイヤーと相互作用する(Interacting with Players)。好むもの:ギルド・部隊などのコミュニティ活動、共に行う協力コンテンツ、ゲーム内チャットや人間関係。