不正取引を早期に察知するための銀行アプリ設定

ほんの数分の設定が、不正取引をその場で察知できるか、数日後に気づくかの分かれ目になります。

入出金・送金アラートをオンにする

口座で入出金や送金が発生するたびに、即座にプッシュ通知やSMSでアラートが届くよう銀行アプリを設定しましょう。自分が行っていない取引をリアルタイムで察知するための最も基本的な方法です。

対応している場合は遅延送金サービスに申し込む

送金を依頼してから実際にお金が引き落とされるまでに一定の時間差を設けるサービスです。詐欺電話などにだまされて誤って送金してしまった場合でも、取り消せる時間の余裕を確保できます。

海外からのアクセスを遮断する設定にする

海外からのログイン試行をあらかじめ遮断しておくことで、海外のサーバーを経由した不正アクセスの試みを未然に防ぐことができます。

必要以上に設定されている送金限度額を引き下げる

普段大きな金額を送金する機会がないのであれば、1回あたり・1日あたりの送金限度額を実際に必要な水準まで引き下げておきましょう。万が一アカウントが不正利用されても、被害額を最小限に抑えられます。

使っていない端末の簡易認証・電子証明書を整理する

もう使っていないスマートフォンや古い端末に登録されたままの簡易認証や電子証明書があれば、解除または削除して、忘れがちな侵入経路をふさいでおきましょう。

身に覚えのないアラートが届いたらすぐに銀行へ連絡する

自分が行っていない取引のアラートを受け取ったら、間を置かずに銀行のカスタマーセンターやコールセンターへ連絡し、支払いの停止と被害状況の報告を行いましょう。

数分の設定が大きな被害を防ぐ

多くの銀行アプリには、不正取引を早期に察知するためのセキュリティ機能がすでに搭載されていますが、初期設定でオフになっていたり、設定メニューの奥に隠れていたりして気づかれないことが少なくありません。あらかじめオンにしておくことで、いざというときの対応スピードが大きく変わります。

詐欺電話への対策としても有効

電話でだまして本人自ら送金させる手口の詐欺は非常に多く発生していますが、遅延送金サービスや送金限度額の引き下げは、万が一だまされてしまった後でも被害を抑えるのに役立ちます。送金できる金額そのものを制限したり、取り消せる時間を確保したりできるためです。このページは一般的な情報提供であり、専門的な金融アドバイスではありません。実際の設定内容や条件は、利用している銀行の案内で確認してください。

よくある質問

遅延送金サービスに申し込むと、すべての送金が遅くなりますか?

通常はそうではありません。多くの銀行では、少額の送金やよく使う送金先を遅延送金の対象から除外できるため、日常的な取引にはほとんど影響しません。

海外からのログインを遮断すると、海外旅行中はアプリを使えなくなりますか?

一般的には、旅行前に一時的に遮断を解除するか、旅行期間に合わせて例外設定をしておき、帰国後に再度オンにする方法で対応します。