最高価買受申出人に選ばれた瞬間から時計が動き出す
最高価買受申出人に選ばれるのは、あくまで暫定的な立場であり、取引が完了したわけではありません。その後に続く許可決定と即時抗告の期間は、売却が確定して取り消せなくなる前に、利害関係人が法的な問題を指摘できる機会を確保するためのものです。この期間は待つだけの形式的な時間ではなく、取引そのものの一部と考えましょう。
落札金額のほかに用意しておくべきお金
落札金額にばかり目が行きがちですが、取得税や登記関連費用、場合によってはつなぎ融資の利息なども、残代金の納付とほぼ同じタイミングで発生します。最初からこうした費用を含めた総予算を組んでおくことで、納付期限の直前になって資金繰りに慌てる事態を避けられます。
よくある質問
最高価買受申出人に選ばれた後でも、裁判所が売却を認めないことはありますか?
はい。売却許可決定と即時抗告の期間中に法的な問題や正当な異議が見つかった場合、裁判所は売却を許可しないことがあります。その場合、保証金は返還されます。
期限内に残代金を納付できなかったらどうなりますか?
納付期限を過ぎると、通常は保証金が没収され、物件は再売却にかけられます。短い猶予期間を認める裁判所もありますが、当てにはせず、入札前に資金計画を確実に立てておくべきです。