パーム・ジュメイラ(アラブ首長国連邦、ドバイ)
ヤシの木の形に設計された人工島で、2001年に着工され、ドバイを象徴するランドマークの一つになりました。海を埋め立てて作られた幹と葉の形をした土地に高級ホテルや住宅が建ち並び、外側を囲む防波堤が波から島を守っています。ドバイはこれと似た方式でいくつもの人工島プロジェクトを進めてきたことでよく知られています。
ザ・ワールド(アラブ首長国連邦、ドバイ)
世界地図の形をかたどって300近い小さな人工島を作ったプロジェクトで、パーム・ジュメイラと並びドバイを代表する埋め立て開発事例に数えられます。各島を個人や企業に販売する方式で開発が進められましたが、多数の島が長期間未開発のまま残っているとされています。開発の進み具合や現況は時点によって変わり得るため、最新情報は別途確認が必要です。
関西国際空港(日本)
大阪湾の海を埋め立てて作った人工島の上に建てられた空港で、1994年に開港しました。平地が不足する日本で、騒音問題を気にせず24時間運用できる空港を作るため海上に建設されました。埋め立て地という特性上、時間の経過とともに地盤沈下が起こり、それを補うための工事が継続して行われてきたことで知られる、海上空港建設の代表的な事例としてよく取り上げられます。
フレヴォラント州(オランダ)
ゾイデル海の一部を干拓して作られた、世界有数の規模を誇る人工陸地で、現在ではオランダの一州(フレヴォラント州)を構成しています。オランダは古くから堤防を築いて水を抜く干拓技術で国土を広げてきた国として有名で、フレヴォラントはその成果を示す代表的な事例です。この地域にはレリスタットやアルメールといった計画都市が建設されています。
チェックラップコック(香港国際空港)
もともとあった2つの小島の山を削り、その土砂で周辺の海を埋め立てて作った人工島の上に、香港国際空港が建っています。香港は山が多く平地が不足しており、旧空港(啓徳空港)の拡張が難しくなったため、新たな敷地を海上にまるごと造成する方式が選ばれました。1998年の開港以来、世界有数の大規模空港の一つとして運用されています。
お台場(日本、東京湾)
もともとは外国船の攻撃に備えて作られた砲台の島から始まり、その後大規模な埋め立てを経て商業・住宅・観光地域へと拡張された人工島です。現在はショッピングモール、放送局、展示施設などが集まる東京を代表する観光地として定着しており、橋や鉄道で東京都心と結ばれています。
新萬金(セマングム、韓国、全羅北道)
全羅北道の新萬金防潮堤は、完成当時世界最長級の人工防潮堤の一つとして紹介されるほど大規模に造成された、韓国を代表する干拓事業です。防潮堤で海水をせき止め、その内側の干潟と海を陸地と淡水湖に変える事業で、こうして作られた敷地には産業団地・農地・再生可能エネルギー施設などを整備する計画が長年にわたり進められてきました。大規模な干拓地であるだけに、生態系の変化をめぐる論争も伴ってきた事業です。
オーシャンフラワーアイランド(中国、海南島)
中国海南省の沿岸を埋め立てて造成した大規模な人工島リゾート団地で、21世紀に入って新たに作られた超大型埋め立てプロジェクトの一つに数えられます。ホテル、テーマパーク、住宅団地などが集まる複合リゾートとして開発され、ドバイの人工島開発事例としばしば比較されます。