アーチェリー(洋弓)の採点方式 完全ガイド

カードをタップすると詳しい説明が表示されます。

的の得点エリア

アーチェリーの的は中心から外側に向かって10点から1点まで10個の同心円に分かれており、最も中央の黄色い10点エリアの中心を射抜くと満点になります。矢が線にかかった場合は、より高い得点エリアとして認められるのが一般的なルールです。

ランキングラウンド

本戦の対戦表を決めるための予選的な競技で、選手一人が70mの距離から合計72本(6本ずつ12エンド)を射り、その合計点で順位を決めます。個人戦・団体戦ともにこのランキングラウンドの結果で対戦順が決まります。

セット制の採点方式

オリンピックの個人戦は3本ずつ交互に射る「セット制」で行われ、各セットでより高い得点を出した選手にセット点2点が(同点の場合は双方に1点ずつ)与えられます。5セット(6点)を先に獲得した選手が勝利し、セット点が同点の場合は1本の矢で勝負を決める「シュートオフ」に入ります。

団体戦の採点方式

団体戦は3名の選手がチームを組み、それぞれ2本ずつ、合計6本を交互に射て得点を競います。この場合もセットごとの合計点が高いチームがセット点を獲得し、同点の場合は同様にシュートオフで最終的な勝者を決めます。

リカーブとコンパウンドの採点の違い

オリンピック正式種目である「リカーブ」は前述のセット制を使用しますが、滑車装置が付いた「コンパウンド」は国際大会では通常、試合ごとの累積得点方式が用いられ、的の中央に10点とは別に「X10(インナーテン)」というエリアを設けて同点者を決めることもあります。

シュートオフ(1本勝負)

セット点や累積得点が完全に同点の場合、両選手(チーム)がそれぞれ矢を1本ずつ的の中心により近い位置に射て勝負を決める「シュートオフ」が行われます。たった1本で勝敗が決まるため、アーチェリー競技の中で最も緊張感のある瞬間とされています。

1本の矢がすべてを決める、シュートオフ

アーチェリーはセット制の導入以降、同点の状況がよく発生し、その際に行われるシュートオフはアーチェリー競技の中で最もドラマチックな瞬間の一つとされています。たった1本の矢でオリンピックの金メダルが決まる場面は、アーチェリーに詳しくない視聴者にも大きな緊張感を与えます。

セット制が精神力を重視する理由

セット制の方式では、1本のミスがセット全体の勝敗を分けてしまうため、メンタルの管理能力が純粋な射撃技術と同じくらい重要視されます。トップ選手は、矢と矢の間でどうプレッシャーを管理するかという点でも高く評価されることが多いです。

よくある質問

矢が線にかかった場合、どのように採点されますか?

矢が2つの得点エリアを分ける線にかかっている場合、規定によりより高い得点エリアに当たったものとして認められます。これは肉眼や精密カメラで矢じりの位置を確認して判定されます。

コンパウンド・アーチェリーはなぜオリンピック正式種目ではないのですか?

コンパウンドは滑車装置で弦を引く力を軽減する構造になっており、リカーブに比べて機械的な補助が大きいという理由から、これまでオリンピック正式種目には採用されていません。ただし世界選手権など他の国際大会では正式種目として盛んに実施されています。