アラビア語(標準アラビア語)の基礎あいさつ表現

あいさつ、自己紹介、感謝、謝罪、別れの言葉まで、標準アラビア語(MSA)の基礎あいさつ表現をカタカナ発音付きで学んでみましょう。

مرحبا(マルハバン)—「こんにちは」(万能あいさつ)

発音は「マルハバン」。アラビア語圏のどこでも通じる万能なあいさつで、カジュアルな場でもフォーマルな場でも使えます。

السلام عليكم(アッサラーム・アライクム)—「あなたに平安あれ」

発音は「アッサラーム・アライクム」。「あなたに平安がありますように」という意味の伝統的なあいさつで、相手はوعليكم السلام(ワアライクム・アッサラーム、「あなたにも平安を」)と返します。

صباح الخير(サバーフ・アルハイル)—「おはようございます」

発音は「サバーフ・アルハイル」。朝に使うあいさつで、相手は通常صباح النور(サバーフ・アンヌール)と返します。

مساء الخير(マサー・アルハイル)—「こんばんは」

発音は「マサー・アルハイル」。夕方から夜にかけて使うあいさつです。

اسمي ~(イスミー〜)—「私の名前は〜です」

発音は「イスミー」。自己紹介するときに使う表現で、〜の部分に自分の名前を入れます。

تشرفنا(タシャッラフナー)—「お会いできて光栄です」

発音は「タシャッラフナー」。初対面の相手と名乗り合った後に伝える丁寧な表現です。

كيف حالك؟(カイファ・ハールク/ハールキ)—「お元気ですか?」

発音は男性には「カイファ・ハールク」、女性には「カイファ・ハールキ」。標準アラビア語では、話しかける相手の性別によって語尾が変わります。

أنا بخير، شكرا(アナ・ビハイル、シュクラン)—「元気です、ありがとう」

発音は「アナ・ビハイル、シュクラン」。安否を尋ねられたときの一般的な返事です。

شكرا(シュクラン)—「ありがとう」

発音は「シュクラン」。アラビア語圏全域で通じる、最も基本的な感謝の表現です。

عفوا(アフワン)—「どういたしまして」

発音は「アフワン」。感謝された時によく使われる返事です。

من فضلك(ミン・ファドリク/ファドラク)—「お願いします」

発音は女性には「ミン・ファドリク」、男性には「ミン・ファドラク」。お願いをするときに使う表現で、相手の性別によって語尾が変わります。

آسف / آسفة(アースィフ/アースィファ)—「ごめんなさい」

発音は男性が言う場合「アースィフ」、女性が言う場合「アースィファ」。謝るときに使う表現で、話す人自身の性別によって形が変わります。

مع السلامة(マア・アッサラーマ)—「さようなら」

発音は「マア・アッサラーマ」。直訳すると「平安と共に」という意味で、別れるときに使います。

標準アラビア語と各地の方言の違い

アラビア語は20カ国以上で公用語とされていますが、日常会話ではエジプト、レバント(シリア・ヨルダン・レバノン)、湾岸地域、マグレブ(北アフリカ)など、地域ごとに発音や語彙が大きく異なる方言が使われます。ここで紹介した表現は、ニュースや書籍、公式な場で使われ、アラビア語圏全体で通じる標準アラビア語(MSA)です。特定の地域を訪れたり住んだりする場合は、その土地の方言表現もあわせて覚えるとより自然に通じます。

アラビア語は右から左に書き、性別で形が変わることが多い

アラビア文字は英語や日本語とは逆に、右から左に読み書きします。また、話しかける相手の性別(كيف حالك؟のように)や、話す人自身の性別(آسف / آسفةのように)によって語尾や形が変わる表現も多いため、状況に合わせて適切な形を選ぶことが大切です。

よくある質問

السلام عليكمとمرحبا、どちらを使えばいいですか?

مرحبا(マルハバン)は形式にとらわれずどこでも使えるカジュアルなあいさつで、السلام عليكم(アッサラーム・アライクム)はイスラム文化の伝統に根ざした、より丁寧なあいさつです。目上の人や初対面の相手にはالسلام عليكمを、親しい間柄にはمرحباを使うと無難です。

アラビア語の表現が性別によって変わるのはなぜですか?

アラビア語は文法上、動詞や形容詞、一部の名詞に性別の区別があるため、話しかける相手の性別や、表現によっては話す人自身の性別によって語尾が変わります。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れれば自然にパターンがつかめるようになります。