モバイルデータのAPN設定方法

手順通りに確認しながらAPN設定をチェック・修正してみましょう。

  1. APN(アクセスポイントネーム)とは

    スマートフォンが通信事業者のモバイルデータ網を通じてインターネットに接続する際に通過するゲートウェイの名称と接続方式を指定する設定値です。通信事業者、料金プラン(後払い/プリペイド)、格安SIM(MVNO)かどうかによって値が異なる場合があります。

  2. APNが間違っているときに現れる症状

    Wi-Fiは正常なのにモバイルデータだけ使えない場合、通話・SMSはできるのにデータだけ使えない場合、SIMカードを交換したり格安SIMに乗り換えた直後にデータがつながらなくなった場合は、APN設定を疑ってみるとよいでしょう。

  3. 通信事業者別のAPN値を確認する方法

    ほとんどの場合、SIMカードの交換や新規回線の開通時に通信事業者からAPN値(アドレス、ユーザー名など)がSMSや案内文で通知されます。値を紛失した場合は、通信事業者のカスタマーサポートや公式サポートページでも確認できます。

  4. AndroidでAPNを設定する方法

    設定アプリで「ネットワークとインターネット」(または「接続」)→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名(APN)」の順に進み、新しいAPNを追加するか既存の値を修正します。メーカーや機種によってメニューの表現や経路が少し異なる場合があります。

  5. iPhoneでAPNを設定する方法

    「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信ネットワーク」のメニューでAPN項目を確認し入力します。一部のiPhoneでは通信事業者のプロファイルが自動でインストールされ、このメニューが表示されなかったり自動で入力済みになっている場合があります。

  6. APNを初期化・再設定する方法

    値を間違って入力した場合は、APN設定画面で通信事業者の初期値にリセットするメニューを使うか、SIMカードを抜き差しするか端末を再起動して通信事業者のプロファイルを改めて取得する方法で初期状態に戻せます。

  7. ローミング・eSIM使用時の注意点

    海外ローミングや旅行用eSIMを使う場合は、国内用APNとは別のローミング専用APNが必要な場合があります。海外でデータがつながらない場合は、データローミングがオンになっているかと合わせて、ローミング用APNの値も確認してみるとよいでしょう。

APNを直してもデータがつながらない場合

データローミングや機内モードが誤ってオンになっていないか確認し、端末を再起動してネットワークへの再接続を試してみましょう。それでもモバイルデータが使えない場合は、端末の設定ではなく通信事業者側のアカウント開通・設定の問題である可能性があるため、直接カスタマーサポートに問い合わせることをおすすめします。

海外でのローミング・eSIM設定について

海外でデータを使う方法として通信事業者のローミング、現地SIM、旅行用eSIMのどれを選ぶか比較検討している場合、それぞれ固有のAPN設定が必要になることがあるため、渡航前に選んだ方法の正しい設定値を確認しておくとよいでしょう。

よくある質問

APNを間違って触るとデータがまったく使えなくなりますか?

はい、APNの値を間違って入力するとモバイルデータがまったく作動しなくなることがあります。値を修正する前に既存の設定をメモしておき、問題が起きた場合は通信事業者の初期値にリセットすれば元に戻せます。

格安SIMに乗り換えたのにデータがつながりません。

格安SIM(MVNO)事業者は元の通信事業者と異なる独自のAPN値を使うことが多いです。開通時に案内されたAPN値をもう一度確認して入力してみてください。