溶けやすさの違いが「どこに効くか」を決める
毛穴の中は水分ではなく皮脂で満たされているため、油に溶けるサリチル酸のようなBHAは毛穴の内部まで届く一方、水に溶けるAHAは主に肌表面にとどまります。この化学的な性質の違いこそが、濃度そのものよりも、各成分の得意分野を大きく左右しています。
「最強の酸」を選ぶより少しずつ始めることが重要な理由
新しい酸成分を取り入れる際は、パッチテストをしたうえで週に数回から始め、様子を見ながら毎日の使用へ移行することで、肌が徐々に慣れていき、刺激が広範囲に広がる前に早期にサインへ気づけます。最初から最も強い処方に手を出すことが、ケミカルケアを挫折してしまう典型的な原因です。
よくある質問
AHAとBHAは同じ日に一緒に使っても大丈夫ですか?
両方を配合した処方を含め、併用する人は多くいますが、敏感肌の場合は肌が慣れるまでは日を分けて交互に使うほうが、1回のルーティンでフル濃度を重ねるより刺激を抑えやすい傾向があります。
ケミカル成分は本当に紫外線への感受性を高めますか?
はい、無視できないレベルで高まります。表面の古い角質を取り除くことで肌本来の紫外線防御力の一部が失われるため、AHA・BHA・PHAのいずれかを使う日は、日焼け止めの使用を「あったほうがいい」ではなく必須と考えるべきです。