破傷風・ジフテリア・百日せき(Tdap/Td)
子供の頃に基礎接種を終えていても、時間が経つと抗体が減っていくため、成人も約10年ごとに追加接種することが国際的に広く推奨されています。特にけがをして破傷風菌の感染が心配な状況であれば、最後の接種から長い時間が経っていないか確認しておくとよいでしょう。妊娠を計画している、または乳幼児と頻繁に接触する成人であれば、百日せきの予防のために接種時期を医療機関と相談することが多いです。
帯状疱疹
主に50代以上の成人に推奨されるワクチンで、子供の頃に水ぼうそうにかかった人の体に残っていたウイルスが再活性化するのを防ぐのに役立ちます。帯状疱疹は痛みが強く、神経痛の後遺症が残ることもあるため、年齢を重ねるほど予防接種を検討する人が多いです。公的支援の有無や自己負担額、正確な推奨年齢はワクチンの種類や時期によって変わり続ける可能性があるため、病院や保健所に直接問い合わせて最新情報を確認するのが安全です。
肺炎球菌
肺炎、菌血症といった深刻な合併症を予防するためのワクチンで、高齢層や慢性疾患のある人に特に重要とされています。一定年齢以上の高齢者には国レベルで無料で提供されることが多いとされていますが、正確な対象年齢や接種可能なワクチンの種類(蛋白結合ワクチン・多糖質ワクチンなど)は時期によって調整されることがあります。保健所や近くの病院で自分が対象かどうか確認することをおすすめします。
インフルエンザ(流感)
毎年流行するウイルスの型が変わるため、毎年秋に新しく接種することが一般的に推奨されています。子供・妊婦・高齢者など合併症のリスクが大きい対象には、国の支援で無料接種が行われることが多いとされており、それ以外の成人も流行時期の前に接種を受けることが役立つと案内されています。対象と接種時期は毎年発表されるため、その都度確認するのがよいでしょう。
麻疹・おたふく風邪・風疹(MMR)
子供の頃の接種記録がはっきりしない、または抗体検査で免疫がないと判明した成人には、追加接種が推奨される場合があります。特に海外旅行を控えていたり、麻疹が流行している地域と接触する可能性があったりする成人であれば、まず抗体検査を受けてから必要かどうかを判断することが多いです。妊娠を計画している場合は、妊娠前に接種を済ませるべきと案内されることが多いため、事前に相談を受けておくのがよいでしょう。
A型肝炎
衛生環境が良くなった時期以降に育った若い成人の中には、子供の頃の自然感染で得られる免疫がない場合が多く、抗体がなければ接種が推奨されることもあります。汚染された水や食べ物を通じて感染することがあるため、衛生状態が異なる海外地域へ旅行する前には接種の有無を点検することが多いです。抗体の有無は血液検査で確認できます。
水ぼうそう(水痘)
子供の頃に水ぼうそうにかかったことがなく、予防接種歴もない成人であれば、接種を検討してみることができます。成人が水ぼうそうにかかると、子供より症状が重く出ることがあると知られています。妊娠を計画している場合は、接種後一定期間妊娠を避けるべきという案内があるため、必ず事前に医療機関と相談することをおすすめします。
HPV(ヒトパピローマウイルス)
子宮頸がんなどを予防するワクチンで、女性だけでなく男性にも接種が推奨される傾向にあり、おおむね若い年齢層で接種効果が大きいとされています。すでに性経験がある成人でも予防効果が全くないわけではないと案内されていますが、年齢が上がるほど相対的な利益は減る傾向があります。国の支援対象年齢や無料接種の条件は変わり続ける可能性があるため、最新の公告を確認することをおすすめします。
自分に必要な接種を確認する方法
このページの内容はあくまで一般的な紹介であり、正確な推奨年齢や国の支援(無料)の有無は時期によって変わり続ける可能性があります。保健当局の予防接種案内ホームページ、近くの保健所、または受診している病院で、年齢・基礎疾患・過去の接種履歴をもとにどのワクチンが必要か相談を受けるのが最も正確です。特に慢性疾患がある場合や妊娠を計画している場合は、必ず医療機関に先に相談してください。